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私は「野菜不足」6割 理由は「調理」が問題

 健康志向から「野菜を多く食べないといけない」と思う人が増える一方、摂取量は政府目標を下回ったまま。「食べなければ」という意識をどう購買につなげるか、(社)JA総合研究所は野菜のマーケティング戦略検討のため「野菜の消費行動調査」を実施。6月26日結果を発表した。

nous101s0807020301野菜不足になっている理由HP用.jpg 野菜不足を感じている人は6割に及んだ。そのうちの9割が何らかの対処をしたいと答えた。
今後実行したい対処法は「家庭で野菜料理や野菜の使用量を増やす」7割強、「野菜ジュースを飲む」4割強、「サプリメントを摂る」2割強ーの順だった。
これを、すでに実行している対処法と比べると「野菜ジュース」と「サプリメント」が若干減少したのに対し、「家庭の野菜料理」が16ポイント、「外食時に野菜サラダなどを追加する」が5ポイント増えた。
野菜不足になっている理由は「価格が高くて買いづらい」3割強、「仕事などで調理の時間がない」3割弱、「調理が面倒」3割弱、「食事が不規則」2割。
「高くて買いづらい」との回答は野菜の摂取量が多いと自覚している人ほど割合が高くなっている。その人たちはすでに一定金額を購入していると考えられ、〈もう一品買いたいが、高くて買いづらい〉という感覚の人が多いと考えられると分析している。
野菜不足を感じている人ほど野菜ジュースやサプリメントで不足を補う傾向が強く、また不足に対し「特に何もしていない」割合も高くなっている。

 

(2008.07.02)