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支出削減基調の中で健闘

 外食産業の9月の売上げは前年同月比97.6%と3ヵ月ぶりのマイナスになったと日本フードサービス協会が10月27日発表した。

 ただし景気後退による外食支出のマイナス基調がある中で、休日が前年同月より少なかったことやゲリラ豪雨などが重なったことを考慮すると客数で97%、客単価100.6%は厳しい環境の中でも健闘したことを示しているとした。
 とくにファストフードのめん類、喫茶や居酒屋は前年を上回る推移を示した。業態別ではファストフードの売上げが99.2%とほぼ前年並み。米飯を取り扱う和風、持ち帰り米飯、回転ずしなどの伸び悩みは事故米報道の影響も考えられる。めん類は引き続き好調で店舗数と客数増加で売上げを8.8%伸ばした。
 ファミリーレストランは店舗数と客数が減少。売上げは94.6%。
 パブ・居酒屋は店舗数、客数は減ったものの客単価が上昇。売上げは前年より1.3%、とくに居酒屋は2.3%伸びた。
 ディナーレストランは客数、売上げともに減少。
 喫茶は客単価が5.8%上昇。これで客数の減少分をカバーし、売上げは2.4%伸びた。

(2008.10.28)