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平成19年産農業総産出額8兆2000億円 野菜は4年連続1位

農水省がこのほど公表した平成19年産農業総産出額(概算の全国推計)は、8兆1927億円だった。

    平成では2年の約11兆5000億円がピークで、平成14年以降は8兆円台で漸減している。
    平成19年の耕種部門の産出額は5兆6536億円(総産出額の69.0%)、畜産部門の産出額は2兆4773億円(同30.2%)などとなっている。部門別では野菜が2兆489億円で全体の25.0%を占め、4年連続1位となった。2位は米が1兆7903億円で21.9%、3位は果実が7505億円で9.2%、4位は乳用牛が7298億円で8.9%を占めた。
    部門別産出額で目立つのは、米は価格の低下で前年比1.3%減野菜はトマト、キュウリの価格低下で同0.1%減果実はミカンの価格低下で同2.9%減肉用牛は価格が低下したが生産増で0.6%増豚は価格の上昇で同5.1%増など。
    19年度から水田・畑作経営所得安定対策が始まり、これまで麦類、大豆、てんさい、原料用バレイショの産出額に含まれていた交付金の一部が、過去の生産実額に対する交付金として一括して経営体に交付されるようになったため、農業総産出額、部門別産出額は前年度までの実績と連動せず、農水省は「単純に比較はできない」としている。

(2008.12.24)