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シシトウなどが前年産を上回る 野菜・果樹・花の農業所得

平成19年産の野菜、果樹、花について農水省は3月19日、品目別の農業経営統計調査結果を発表した。

  【露地野菜】
  10a当たりの農業所得は多くの品目で前年産を上回った。天候に恵まれて収穫量が増加したことや販売価格が前年産を上回ったことによる。
  品目別に10a当たり農業所得を見ると、前年産に引き続きシシトウが最も高く142万8000円、次いでナスが122万6000円となっており、果菜類の水準が高い。
  これは根菜類や葉茎菜類に比べ果菜類は多収量で販売価格が比較的高い水準にあり、農業粗収益が高いため。
  しかしシシトウ、ミニトマト、スイカなどの農業所得は前年産を下回った。
【施設野菜】
  引き続きミニトマトが最も高く、202万8000円、次いでイチゴが189万8000円となっている。施設野菜は果菜類が中心で農業所得は露地野菜に比べおおむね高い水準にある。
【果樹】
  カンキツ類が前年産を下回った。収穫量と共に販売量が増加して販売価格が前年産を大幅に下回ったことなどによる。
品目別では前年に引き続きオウトウが最も高く36万3000円、次いでキウイフルーツが36万5000円。
【花】
  引き続き施設バラが最も高く194万万2000円となった。多収量に加えて販売価格が比較的高いためである。

(2009.03.23)