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野菜の卸売数量1%減 輸入物も減る 農水省統計

 平成20年の野菜の卸売数量は1134万tで前年に比べ1%減少したと農水省が6月4日、青果物卸売市場調査の結果を発表した。ニンジン、トマト、キュウリの入荷量が減少した事による。

 野菜の卸売価額(取扱金額)は2兆1420億円で前年に比べ1%増加した。これはニンジン、ハクサイ、ネギの価額が増加したことによる。
 果実の卸売数量は435万tで前年比2%増。日本ナシ、カキ、ミカンの入荷量が増えたため。卸売価額は1兆1169億円で6%減った。リンゴ、メロン、イチゴをはじめ、ほとんどの品目で価額が減ったことによる。
 輸入野菜の卸売数量(対象は主要都市の卸売市場)は21万tで前年比19%の減少。ほとんどの品目で入荷量が減ったことによる。卸売価額も18%減って503億円。カボチャの価額は増えたが、ブロッコリー、タマネギ、ショウガは減った。
 輸入果実の卸売数量は97万tで前年並み。価額は1789億円で3%減。メロンの価額は増えたが、グレープフルーツ、レモン、オレンジは減った。
 野菜の卸売価額に占める品目別の比率はキュウリとトマトが最も多く、どちらも7%。次いでネギとキャベツが5%。そしてレタス、タマネギ、ニンジン、ナス、ダイコン、バレイショがそれぞれ4%となっている。
 果実ではイチゴとミカンが最多でともに17%、次いでリンゴ15%、メロンとブドウが8%の順。

 野菜の卸売数量及び卸売価額の推移

(2009.06.08)