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女性のご飯食減る 単身者はパン食へ JA総研が調査

07年夏以降の小麦製品値上がりを機に"コメ回帰"が注目されたが、現実には女性の場合、ご飯を食べる回数が若干減っているとのコメの消費行動調査結果を(社)JA総合研究所が6月5日発表した。単身男性ではほとんど変化は見られなかった。
3月下旬にモニターの男女1360人からインターネットで調査。うち約1割が20代以下。

 コメを主食とした食事は1週間に何回かを聞いたところ、主婦・単身女性とも昨年1月の調査よりも回数が減少。とくに朝ご飯での減少が目立った。
 要因では一週間を通じて朝食にコメを1回も食べなかった人が増加。また単身女性ではパン類の回数が増えており▽料理・炊飯が面倒になった▽時間がなくなった、との回答が多くなっている。
 主婦層では「朝はバナナダイエットを始めたから」が相当数いて、これがご飯食の減少や欠食につながっている可能性がある、と分析している。
 家庭で炊いたご飯を食べる量の変化は主婦層で「増えた」が「減った」を上回ったが、昨年8月まで1年間の変化と比べると「増えた」が半減し、増減差が縮まっている。
 これを女性層のご飯食減少と合わせ考えると、08年前半と比べて“コメ回帰”の勢いは弱くなっているものと考えられるーとした。 しかし「家庭で炊くご飯を食べる量を増やしたい」との回答は29%強で昨年調査の3倍近くとなり、とくに単身者層で急増した。
 理由は「内食を増やしたいから」が59%で「おコメが好きになった/おいしいから」は16%にとどまった。1週間にお米を食べた回数の平均お米の価格が下がったときの行動

(2009.06.10)