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牧草などの収穫量減少  農水省統計調査

 牧草の収穫量が減少したなど農水省は21年産の飼料作物収穫量を3月30日発表した。

 飼料作物のうち牧草、青刈りトウモロコシ、ソルゴーの3種類はいずれも前年産に比べて収穫量が減少した。
 【牧草】収穫量は2772万6000tで前年比4%減少した。作付(栽培)面積の減少に加え、10a当たりの収量が前年を下回ったためだ。
 北海道が全国の7割近くを生産するが、6月中旬と7月中下旬の低温や多雨などから単収が3%落ちた。
 【青刈りトウモロコシ】収穫量464万5000tで6%減少した。作付面積は高栄養飼料作物として2%増加したものの、10a当たり収量は前年を7%下回った。
主産地の北海道で低温や多雨が影響した。
 【ソルゴー】収穫量109万2000tで5%減少した。作付面積が1%減少し、10a当たり収量も5%下回った。
 宮崎、鹿児島、長崎、熊本、大分で7割弱を生産するが、九州北部を中心に日照不足と長雨がたたった。

(2010.04.02)