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小麦収穫量は16%減少 二条大麦なども減る  農水省統計

 農水省は平成22年の4麦の収穫量を12月10日発表した。

 4麦の収穫量は72万9400tで、前年産に比べ12万3900t(15%)減少した。うち小麦は56万7800tで前年産比10万6400t(16%)減少した。
 小麦の収穫量は北海道で14%減少した。作付面積は前年並みだったが、10a当たり収量が前年を下回った。出穂期から収穫期までの高温や降雨による。
 都府県の収穫量は約2割減少したが、これは作付面積が2%減少したことに加え、単収が17%減少したため。九州を中心とした生育期間の降雨や春先の低温と日照不足の影響などによる。
 ビールや焼酎などに使われる二条大麦は、作付が2%増えたものの単収が1割余減って収穫量も10万4300tと1割減った。九州を中心とした降雨や低温、日照不足などによる。
 麦茶や麦飯に使われる六条大麦は、作付の微減に加え、単収も減り、収穫量は4万5400tと1割余減少。北陸を中心とした4月下旬の低温や5月の日照不足などによる。
 麦飯や麦みそに使われる裸麦は作付が1割増えたため単収は減ったが、収穫量は1万1900tと6%増えた。

(2010.12.15)