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大豆などの生産費減少  農水省発表

 農水省は平成22年産の大豆、サトウキビ、原料用カンショの全算入生産費調査結果を8月9日に発表した。

 【大豆】10a当たり生産費は6万2730円で前年に比べ1・7%減少した。60kg当たりでは2万559円で6・7%減少した。
 要因は10a当たりの場合、肥料価格が下がって肥料費が減少したことなどによる。しかし害虫や雑草の発生で使用量が増えた農業薬剤費などは増加した。60kg当たりの場合は生産費減少に加え、10a当たり収量が増加したことによる。
 【サトウキビ】10a当たり生産費は17万1241円で前年比3%減少した。1t当たりでは2万5997円で0・6%増加した。
 要因は10a当たりの場合、収量の減少などに伴う10a当たり労働時間の減少により労働費が減少したことなどによる。しかし作業委託の増加に伴い賃借料と料金が増加している。1t当たりの場合は、10a当たり収量が減少したことによる。
 【原料用カンショ】10a当たり生産費は13万7258円で前年比1・6%減少した。100kg当たりでは5076円で15・6%増加した。
 要因は収量の減少に伴う収穫労働時間の減少により労働費が減少したことなどによる。100kg当たりの場合は、10a当たり収量が減少したことによる。

大豆生産費

(2011.08.15)