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ミカンの収穫量は7%減少 高齢化などで  農水省

 農水省は平成23年産ミカンの収穫量などを5月17日発表した。

 ミカンは表年と裏年で果実数の差が顕著であるため統計の対比では、前の表年の21年産と比べた。
 それによると、ミカンの収穫量は21年産に比べて7%減少した。
 結果樹の面積は4万5300haで、前年産比800ha(2%)減少した。前の表年である21年産に比べると4%減少した。
 これは生産者の高齢化に伴う中山間地の条件不利地や老木園の廃園、その他かんきつ類への転換などが進んだため。
 10a当たり収量は2050kgで21年産に比べ4%下回った。和歌山・佐賀・長崎県などで生育期の日照不足により生理落果が多発したことなどによる。
 収穫量は92万8200t、出荷量は82万8600tで、21年産に比べ、ともに7%減少した。
 都道府県別の収穫量割合は和歌山県20%、愛媛県16%、静岡県14%となっており、この3県で全国の約5割を占めている。
 結果樹面積とは、生産者がその年産の収穫を意図して結果させた栽培面積をいう。

(2012.05.21)