輸出国最多はシンガポール 「トライアル輸出支援事業」 日本公庫2016年5月20日
日本政策金融公庫(日本公庫)農林水産事業は5月19日、「トライアル輸出支援事業」の平成27年度支援実績をまとめた。これによると輸出先6か国・地域、件数は41件だった。
「トライアル輸出支援事業」は国産農水産物や食品の海外販売開拓の後押しを行う事業で、平成25年度から行っている。具体的には、日本公庫が輸出に意欲的な農林漁業者や食品企業と貿易商社のマッチングを行った後、貿易商社がトライアル輸出が可能と判断した場合、貿易商社が輸出前の事前準備から輸出後の販売状況のフィードバックまで一貫して行うもの。
27年度輸出実績は、シンガポール、マレーシア、米国、香港、台湾、カナダの6か国・地域だった。また支援件数は41件だった。輸出国・地域別の実績は昨年度に続きシンガポールが最多の15件、次いでマレーシアが11件、米国8件、香港4件だった。
輸出品目は米、茶、イチゴなどの他、あんぽ柿、さつま揚げなどの加工品、水産物(ブリ)などだった。次年度以降も継続取引が濃厚なのは8件で、その多くがあんぽ柿やワサビなど日本の伝統的な食品だった。
同事業開始後3年の累計支援実績は8か国・地域(シンガポール、香港、マレーシア、米国、台湾、中国、タイ、カナダ)で、117件。28年度は新たにマカオの貿易商社と契約し輸出支援の拡大を目指す。
(日本公庫の関連記事)
・融資実績23億円 熊本地震発生後-日本公庫 (16.05.20)
・融資相談1600件 4、5月の休日中 日本公庫 (16.05.13)
・熊本地震で特例措置 貸付限度額引き上げなど 日本公庫 (16.05.12)
・発足以来最高額 3760億円 日本公庫の平成27年度融資実績 (16.05.11)
・熊本地震 23日・24日 休日電話相談窓口設置 日本公庫 (16.04.22)
重要な記事
最新の記事
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日