早く収穫でき良食味 水稲新品種「つきあかり」2016年8月10日
農研機構中央農業研究センターは北陸地域の主力品種「コシヒカリ」より早く収穫できる水稲新品種「つきあかり」を開発した。
出穂期は育成地で早生の「あきたこまち」と同程度で、中生の「コシヒカリ」より2週間早く収穫が可能。短稈で倒伏抵抗性がやや強く、育成地での玄米収量は「あきたこまち」に比べ、標肥栽培で9%程度、多肥栽培で8%の多収。千粒重は「あきたこまち」より2g程度大きくなる。
玄米外観品質は「コシヒカリ」より優れるが、「あきたこまち」と同等かやや劣る。高温登熟性はやや強いが、腹白がでる場合がある。
日本穀物検定協会の食味官能試験で「コシヒカリ」よりも高く評価された。また4時間保温後の試験でも「コシヒカリ」より高く評価されている。そのため中食や外食をはじめとする様々な用途への利用に期待できる。
栽培地域は「あきたこまち」の栽培が可能な東北中南部、北陸、関東以西。
平成28年度から新潟県上越市で栽培の取り組みが始まっており、数年後には北陸地域を中心に数百haの栽培が見込まれている。
(写真)籾および玄米、左からつきあかり、あきたこまち、ひとめぼれ
重要な記事
最新の記事
-
【解題】基本法改正は食料安保をめぐる現場での課題にどう応えようとしているのか 谷口信和東大名誉教授2024年4月23日
-
第18回全農学生「酪農の夢」コンクール「学校賞」新設 作品募集中2024年4月23日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 大分で開催 JA全農2024年4月23日
-
運営9年目・稼働率約9割 地域に喜ばれる貸出農園事業を展開 JAマインズ2024年4月23日
-
量販店等に終売通告を行う白米卸も【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月23日
-
【JA人事】JAむかわ(北海道)長門宏市組合長を再任(4月10日)2024年4月23日
-
【JA人事】JAとうや湖(北海道)高井一英組合長を再任(4月12日)2024年4月23日
-
農繁期の人材確保へ「いわて農業未来プロジェクト」支援開始 タイミー2024年4月23日
-
栃木県那須塩原市 道の駅「明治の森・黒磯」リニューアルオープン2024年4月23日
-
いちご生産量日本一 栃木県真岡市のPR動画「もおかのいちご物語」公開2024年4月23日
-
「夏のさつまいも博2024」さいたまスーパーアリーナで7月4日から開催2024年4月23日
-
知財功労賞「経済産業大臣表彰」を受賞 ブランド戦略とユニークな登録商標の活用が評価 サタケ2024年4月23日
-
令和5年冷凍食品の生産・消費調査 出荷額は7799億円で過去最高 日本冷凍食品協会2024年4月23日
-
農業を志す学生450人が来場「食品・農業就活サミット」開催 シンクロ・フード2024年4月23日
-
全国道の駅公式オンラインショッピングサイト「道の駅マルシェ」オープン2024年4月23日
-
千葉県市原市「第42回 市原市園芸まつり」開催2024年4月23日
-
食や農業の未来に「あったらいいな」を募集「未来エッセイ2101」AFJ2024年4月23日
-
その場で当たりが分かる「甘果にんじん」春キャンペーン開催 ファーマインド2024年4月23日
-
シードル生産者が大阪に集結「Osaka Cider Festival大阪林檎酒祭り」開催2024年4月23日
-
サラダクラブ産地表彰式 第8回「Grower of Salad Club 2024」開催2024年4月23日