JAと商系が共同運営で資材店2017年8月22日
JA水戸・農家の店しんしん内原店オープン
◆多様化する農業者ニーズに応える
JA水戸は、「農業を取り巻く環境は大きな変革期が始まっている」と最近の状況を分析。そうしたなかで「JA系統・商系の垣根を超えた新しい形での店舗運営を行い、多様化する農業者ニーズに幅広く対応・支援し、必要性に沿った商品サービスを提供することで、農業者の利益向上に貢献していく」ことが、アイアグリ社との共同運営による農業資材店舗設置の目的だとしている。
JA水戸内原支店敷地内に併設される「JA水戸・農家の店しんしん内原店」は、連携した強みを活かして「JA系統、商系含め全ての品目を品揃え」して約2万アイテムを揃え、肥料、農薬、ハウス資材、農機、種子、出荷資材、作業用品、工具金物、園芸など農業に関わるあらゆる商品が手に入る店として、生産資材コスト低減に貢献していくという。
(写真)JA水戸・農家の店しんしん内原店の外観
また、土壌診断での施肥アドバイスや、鉄コーティング直播栽培による水稲技術支援、JGAP取得サポートなど、農業者を総合的に支援する店をめざしている。
営業時間も、土・日曜日、休日も朝8時30分から夕方18時30分まで営業する。
オープンは、9月1日朝8時30分だが、JA組合員に「ゆっくりとお買い物をしていただく」ために、8月29日から31日の3日間、「組合員様 特別招待会」を行う。
JA水戸の八木岡努組合長は、JA・商系の壁を超えた共同運営によって「全農の協力も得ながら、より良いものを安く農家に提供していくモデル店舗にしていきたい」と語っている。
生活関連事業ではコンビニなどとの提携・共同運営はあるが、競合関係にあるとみられている生産資材関連店舗での本格的な提携の試みはほとんど聞いたことがない。どのような成果をあげるか注目していきたい。
(写真)JA水戸・農家の店しんしん内原店開店前に配られているチラシ
(関連記事)
・仕入れ機能の強化を 農機リースで担い手支援【JA水戸常務・岡崎一美氏】(17.04.05)
・【JA水戸 組合長・女性部部長 対談】青年部と二人三脚で運営参画(17.01.25)
・JAからメッセージ発信を【茨城県・JA水戸代表理事組合長〔新世紀JA研究会代表〕 八木岡努 氏】(16.10.28)
・〔76〕JA水戸じぇらぁと(15.07.14)
・【JA 人と事業】第8回 八木岡努・JA水戸代表理事組合長に聞く(13.09.20)
重要な記事
最新の記事
-
不測事態の食料確保、スマート農業法など3法案 衆院で審議スタート2024年4月25日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年4月25日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年4月25日
-
【注意報】ウメ、モモ、などに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 和歌山県2024年4月25日
-
【特殊報】キュウリに「キュウリ黄化病」府内で初めて確認 京都府2024年4月25日
-
電動3輪スクーター「EVデリバリー」JA豊橋に導入 ブレイズ2024年4月25日
-
ほ場作業の約9割を自動化するオートコンバイン「YH6135,A7135,A」発売 ヤンマー2024年4月25日
-
むらぐるみの共同労働【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第288回2024年4月25日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「農村は国の本」~焚書として消された丸本彰造著『食糧戰爭』が復刻された2024年4月25日
-
【JA人事】JA水戸(茨城県)新組合長に園部優氏(4月21日)2024年4月25日
-
【人事異動】フジタ(4月1日付)2024年4月25日
-
米麦水分計PB-Rを新発売 ケツト化学2024年4月25日
-
全国の小学校・児童館に横断旗を寄贈「7才の交通安全プロジェクト」こくみん共済 coop2024年4月25日
-
自然とふれあう農業体験 伊勢崎市で27日に開催 パルシステム群馬2024年4月25日
-
野菜の鮮度保持袋で物流2024年問題解決へ「JAGRI KYUSHU」に出展 ベルグリーンワイズ2024年4月25日
-
粉末化でフードロス解決に挑戦 オンラインセミナー開催 アグリフューチャージャパン2024年4月25日
-
長期保存食「からだを想う野菜スープ」シリーズ新発売 アルファー食品2024年4月25日
-
生産者と寄附者が直接つながる「ポケマルふるさと納税」が特許取得 雨風太陽2024年4月25日
-
焼けた香りや音に満足感「パンの食習慣」アンケート実施 パルシステム2024年4月25日
-
埼玉県産いちごの魅力を伝える「いちごソング」が完成2024年4月25日