晩酌は減り「料理作る」増える-父親の食生活2018年6月19日
農林中央金庫はこのほど東京近郊の父親400人に聞いた「現代の父親の食生活」についての調査結果をまとめた。対象は首都圏在住の子どもを持つ30~49歳の男性400人。2007年(前々回)と13年(前回)の調査結果とも比較している。
毎日、家で朝食を食べる父親は48.8%で週平均で4.4回。昼食は「職場外の飲食店へ行く」(38.8%)と「家で弁当を作ってもらう」(37.0%)がほぼ同数。昼食の予算は「500円~600円未満」が32.1%と最多。平均は646円で前回平均の591円から約1割アップした。
夕食を「家で毎日」は前回から16ポイント減り33.0%に。平均5.8回が5.4回となった。よく出るおかずは「サラダ」(72.3%)がトップで「野菜などの炒め物」(71.0%)と野菜料理が上位を占めた。一方、「焼き魚」は13ポイント減少して55.2%となった。「お酒は飲まない」が前々回13.8%→前回16.3%→今回21.0%と増えている。晩酌を「いつもしている」は同35.8%→42.5%→30.0%と減少、農林中央金庫では健康意識が高まっているとみる。
食生活への参加状況は「何もしない」が同28.8%→11.5%→9.5%と1割以下まで減少。「食品の買い物」は同53.5%→70.8%→79.0%、「料理を作る」は同29.8%→52.5%→60.8%と大幅に増えている。ただ、子どものごはんや弁当を作ったことが「ある」は36.3%にとどまった。
自分の故郷や、故郷と思うような地域が「ある」のは47.3%とほぼ半数。応援するためには「頻繁に帰省する」が39.2%と約4割を占めたが、「ふるさと納税を利用する」も9%あった。郷土料理を子ども世代に伝えたいは73.3%と4人に3人で故郷を大切に思っていることがうかがえる。
(関連記事)
・「食」の簡便化志向過去最高水準に(18.03.12)
・【座談会・「食」の発信 私たちから―全農直販グループ】取引先ニーズを正確に産地に マーケットイン型事業を実践(18.01.26)
・「健康志向」の高まり継続-消費者動向調査(17.09.19)
・【シリーズ・食は医力】第72回 ゴマだって「畑の肉」(15.04.15)
・【哀悼・宇沢弘文氏】世界的経済学者の逝去を悼む(14.09.30)
・【シリーズ・食は医力】第58回 1合の酒は百薬の長(14.01.16)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略 現在の技術で実現可能でしょ(4)2024年4月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(7)【防除学習帖】 第246回2024年4月20日
-
土壌診断の基礎知識(16)【今さら聞けない営農情報】第246回2024年4月20日
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日