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シリーズ:JAの新代表に聞く

2018.06.19 
【JA新代表に聞く】第2回 川南誠孝・JA東能登川代表理事組合長一覧へ

 毎年、3月から6月にかけて全国のほとんどのJAの総会や総代会が行われます。そこで新たに農協の代表になられた方々にこれからの抱負と決意を聞いた。第2回は、川南誠孝・JA東能登川代表理事組合長です。

いつまでも革ジャンの
似合う組合長でいたい!

 

毎日のように生産現場へ足を運び、若い人々の声を聞き、ともに汗を流すのが好きだと語る川南誠孝・JA東能登川代表理事組合長 JA東能登川は、滋賀県東部に位置し、管内は平坦で肥沃な耕地に恵まれた地区だ。管内12地区の耕地面積472haのうち、水稲作付面積325haを約430戸の農家が耕作している。昨年「第4次地域農業振興計画」をまとめ、今年はその仕上げの年となる。
 「当JAはJR東海道本線の能登川駅のほぼ目の前にあり典型的な『都市型JA』の顔を持ちます。規模は小さいのですが、貯金額が多く『信用事業』が経営を支えている状況です。組合員(1289名、昨年末現在)もほとんどが兼業農家です。現在は農業生産を増やすことを最大の目標に置いており、特に園芸作物を中心に販売力を上げて、生産者の所得の向上をめざしているところです。安定した収入の中で『食と農を軸とした地域に役立つJA』になること。それが私に与えられた役割と使命です」

(写真)毎日のように生産現場へ足を運び、若い人々の声を聞き、
ともに汗を流すのが好きだと語る川南組合長。
(クリックすると大きな写真が表示されます。)

 

 都市型農協のJA東能登川にとっても、集落の過疎化や高齢化の進行、担い手不足など、課題は山積している。振興計画もそうした危機感の中から生まれたものという。
 「農家所得では、主食用米から戦略作物などへの転換が進み、一時的に米価は回復傾向を示しましたが、まだまだ続く米価低迷の中で農業粗生産額は減少しています。その打開のためには、米主体の農業から地域の特色を活かした生産性の高い『儲かる農業』をめざした構造転換を図る必要があります」
 打開解決のカギを担うのが、JAの出資により誕生した「株式会社アグリやわたの郷」だ。
 「ここは耕作が困難な農家ほ場の引き受けや新しい野菜づくりに取り組む拠点であり、青壮年部や新規就農者、定年帰農者などの研修の場でもあります。また交付金の『受け皿』としての機能をもち、法人化の難しい集落にも交付金と同等の収入を確保しています」
 川南組合長は50歳と若い。毎日のように生産現場へ出向き、特に若手生産者との対話を欠かさない。彼らとの出会いが自分自身への励みになるからだ。
 「丹精して美味しい農産物をつくり、消費者から『美味しいなぁ!』と喜んでもらえることが農業の醍醐味だと思います。少しでも多くの人が農業に魅力を感じて、担い手として入ってきてほしい。例えば『育農休暇制度』のようなものがあれば、普通のサラリーマンの人も農業に顔を向けてくれるきっかけになるのではないでしょうか」と持論を語る。
 組合長のモットーは、いつも笑顔で誠心誠意、物事にあたることだ。
 「JAを取り巻く経営環境はどこも厳しいと思いますが、そうした中にあっても、当JAの経営理念でもある『笑顔ナンバーワンのJA』をめざしたいですね。笑う門には福来たるの言葉通り、私はその先頭に立ち『一所懸命』の精神で職員と一丸となって、JA東能登川の新しい歴史を切り拓いていきたいと思います。そのためには農業に誇りをもつこと。それが何よりも大切です」という。
 「私はバイクが趣味で休日はツーリングを楽しみます。若い感覚を失わないように、いつまでも『革ジャンの似合う万年青年組合長』でいたいですね」と笑う。

 

(かわみなみ・まさたか)
昭和42年生まれ。
趣味はバイクのほかにドラムを楽しむ。

 

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JA東能登川(外部リンク)

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