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特集:第60回全国青年大会

2014.02.12 
【インタビュー】山下秀俊・JA全青協会長 農業の本当の魅力、伝えたい一覧へ

 2月12、13日東京都内で、全国から青年農業者約1500人が集まり、第60回JA全国青年大会が行われる。この大会を記念し、山下秀俊・JA全青協会長にこれまでの取り組みと今後の活動目標について聞いた。

◆「明日を創る」をスローガンに

山下秀俊・JA全青協会長 60回の節目となる今大会のスローガンは「明日を創る〜未来を担う子供たちに 世界に誇れる『食』と『農』〜」です。
 明日、つまり未来を創るということは、ひいては仲間、地域を創ろうという意味です。
 いま、農業改革の話題のなかで“農業を魅力ある産業に”というキャッチフレーズが使われています。しかし、この“魅力”とはいったい何でしょうか。農業の魅力は決して経済的に儲かることだけではありません。土をつくる、肥料を入れる、農産物をつくる、売る、など、どの作業をとっても1人ではできません。地域の仲間の協力と励まし合いが必要です。農業の本当の魅力というのは、そうした人と人とのつながりができ、それをたくさんの仲間と共有できることです。こうした本当の魅力を伝えられるのは、われわれ青年部をおいて他にありません。
 協同組合は元々、小さな農家が集まって大きな力にしようと始まった運動です。この60周年を契機に、今一度原点に立ち返り、この理念を広く伝えていきたいと思います。

(写真)山下秀俊・JA全青協会長

 

◆現場目線の政策訴える

 昨夏から農政の抜本的な見直しが議論され始めましたが、われわれが望むことは、とにかく現場目線の政策です。
 われわれ青年部は、現場からの意見を積み上げたポリシーブックをつくっています。今年は3月にその成果を報告する初の全国大会を開き、6月頃には2014年版を完成する予定です。このポリシーブックを活用しながら、5年先10年先の農業経営を見据えられる政策をJAグループとともに提言していこうと考えています。
 例えば、いま、規模拡大が一つの焦点になっています。競争力強化の観点から大規模農家を支援する政策は非常に重要です。しかし現状は中小規模が圧倒的に多いのも事実です。農業・地域の担い手を確保するためにも、中小規模の農業者が意欲を持って営農できる環境を整え、担い手として経営発展に邁進できるようなサポートも必要との声が挙がっています。国としても、日本農業の位置付けを明確にし、農業政策と地域政策のビジョンを示していただきたいと思います。
 もちろん、青年部としても、農業の魅力を伝えるために、日本農業のファンをつくるために、取り組みを進めていきます。全国の盟友には、食農教育で子どもたちや消費者に「食」と「農」への理解を深めてもらい、また異業種の方々とも手を組みながら、地域をけん引するリーダーになってほしいと期待します。仲間や地域、消費者、異業種との信頼を力にし、ともに明日を創りましょう。

 

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【現場から考える農政改革】(1)「国産を食べる」食料政策の確立を(2014.02.12)

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