【TPP】交渉、報道通りなら「到底納得できず」全中会長2015年8月3日
ハワイで開催されていたTPP閣僚会合についてJA全中の萬歳章会長は7月31日(日本時間8月1日)に談話を発表した。
談話では、日本が2年前に交渉に参加して以降、JAグループは集会や要請活動で「国会決議の遵守を懸命に訴え、政府が現場の農業者の立場をふまえて、一歩も引かない交渉をするよう願ってきた」と指摘し、この閣僚会合中に米の輸入特別枠などについて日本政府から提案するなどの報道が相次いだことに触れ「重要品目に関して国内の一部報道の通りに交渉されていたとすれば到底納得できるものではない」と強く訴えた。
そのうえで予断を許さない情勢が続いていくとして引き続き精力的な取り組みを展開していくとした。
また、3月末に新たな食料・農業・農村基本計画が閣議決定されたことや、JAグループも10月のJA全国大会で創造的な自己改革への取り組みを具体化させることなどをふまえ、「それらの内容を着実に実践し、持続可能な農業の将来を切り拓いていけるよう、全力をあげて努力していく」と表明した。
(関連記事)
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