原発地域に生きる動物の今! 長期被ばくが牛に及ぼす影響でシンポ開催2016年1月6日
NPO法人 動物愛護社会化推進協会は2月11日、東京大学農学部弥生講堂で特別シンポジウム「『生きものの記録』福島の再生と未来に向けて」で、福島第一原発被災地域における長期被ばくが牛の生体に及ぼす影響調査・研究経過を公表する。(一社)原発事故被災動物と環境研究会が共催。
原発事故発生当時、原発から半径20キロ圏内に飼育されていた牛は推定3500頭。警戒区域への立ち入り禁止や殺処分指示により大半の牛は処分された。
原発事故被災動物と環境研究会は「復興支援」を目的に、東日本の大学の研究者を中心に、原子力災害による低レベル放射線の環境下にある牛の健康状態などについて研究・調査を行っている。
その研究経過の公表と被災地に生きる牛の存在などを中心にシンポジウムを行う。
【開催概要】
◎日時:2月11日 開場12:00~開催13:00~
◎場所:東京大学農学部 弥生講堂(東京都文京区)
◎参加費:無料
◎内容(敬称略)
「福島第一原発事故汚染地帯で生き物を調べる理由 ~生態系の特徴の撹乱~」東京大学大学院農学生命科学研究科 生圏システム学 准教授 石田 健
「福島第一原子力発電所事故によるツバメの巣の放射性セシウム汚染状況」公益財団法人 山階鳥類研究所 研究員 岩見 恭子
「緊急避難的保護収容施設における犬猫の内部被ばくについて考える」福島県動物救護本部 三春シェルター 元管理獣医師 渡邉 正道
「放射線被ばくがヤマメに与える影響」東北大学大学院農学研究科 海洋生命遺伝情報システム学 准教授 中嶋 正道
「原発事故から5年、今を生きる牛たちが教えてくれるもの」北里大学前副学長 伊藤 伸彦、北里大学獣医学部 獣医放射線学 教授 夏堀 雅宏、岩手大学農学部共同獣医学科 獣医薬理学 教授 佐藤 洋
パネルディスカッション「海外から見た原発事故、福島その後」一般財団法人日本再建イニシアティブ 主任研究員兼ジャーナリスト・イン・レジデンス Martin FACKLER
「福島の再生と未来への課題」モデレーターおよびパネリストは、後日公開
◎参加申込:シンポジウム参加については事前申し込み可能だが、当日参加も可能。17時から行われる懇親会は事前申し込みが必要。
事前申し込みについてはPDFをダウンロードしFAX(03-5549-2562)かメール info@liffn.jpで名前、参加人数、メールアドレスなどを記入の上で申し込む。
<問い合わせ先>
一般社団法人 原発事故被災動物と環境研究会 TEL:090-2023-9353
(写真)血液を採取し、セシウムの量やホルモン濃度を調べ、データを集積する様子
重要な記事
最新の記事
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日
-
産業用ドローン世界市場 2023年は1兆4124億円に成長予測 矢野経済研究所2024年4月19日
-
バラ酵母使用「一ノ蔵 純米吟醸 プリンセス・ミチコ」数量限定発売 一ノ蔵2024年4月19日
-
インドネシア・ジャワ島のブラックタイガーエビ養殖業がASC認証を取得 日本生協連2024年4月19日
-
2023年度ペースト生育試験結果「食味収量は良好」「身体的負担軽減」三菱マヒンドラ2024年4月19日
-
「長崎県産ハウスびわフェア」直営飲食店舗で19日から開催 JA全農2024年4月19日
-
「みのる食堂アミュプラザ熊本店」開業3周年記念で特別メニュー提供 JA全農2024年4月19日
-
「ハッピーターン」の 粉だけ当たる「幸福の日 粉うま祭りキャンペーン」開催 亀田製菓2024年4月19日
-
「CO・OP共済 子ども・学生未来応援プロジェクト」実施 2団体へ542万円を寄付2024年4月19日
-
「AFJ日本農業経営大学校 イノベーター養成アカデミー」第一期生が入学2024年4月19日
-
とろける玄米・白米でプレ販売を開始 NEWGREEN2024年4月19日
-
たまねぎべと病 近畿、中国、四国で多発のおそれ 令和6年度病害虫発生予報第1号 農水省2024年4月18日