遺伝子組換え農作物申請に向け パブリックコメント 農水省2016年5月18日
農水省は遺伝子組換え農作物の一般使用に関する承認申請のあった3件について、学識経験者から生物多様性への影響の可能性はないとの意見を受けた。これにより申請書類に記載されている内容の妥当性を確認したため、審査報告書をまとめた。この審査報告書について、5月17日から6月15日までの間、国民から意見・情報を募集している。
カルタヘナ法に基づいた第1種使用規定の承認を受けるための申請で、この規定は、環境中への拡散を完全には防止しないで行う行為のこと。承認に先立ち、申請した遺伝子組換えを予定している生物使用について審査し、問題がないか確認する。これまでに承認を受けたのは154件。
今回申請のあったセイヨウナタネ、ダイズ、トウモロコシは科学的な評価によって生物多様性への影響がないと審査された。検討会の資料などはホームページから確認できる。
申請のあった3件に新たに付与された形質と申請者は以下の通り。
・セイヨウナタネ:除草剤グリホサート及びグルホシネート耐性、稔性回復性:デュポン(株)
・ダイズ:チョウ目害虫抵抗性:日本モンサント(株)
・トウモロコシ:コウチュウ目害虫抵抗性、除草剤グリホサート耐性:日本モンサント(株)
パブリックコメントの提出方法は、インターネット・郵便・ファックスがあり、提出期限は6月15日まで(郵送の場合は締切日必着)。詳細は農水省のホームページを確認すること。
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