小麦の生産費 60kgあたり15%減少‐農水省統計2018年7月6日
農林水産省は6月26日、29年産の麦類生産費を公表した。
小麦の10aあたり全算入生産費は6万3263円で前年産にくらべて1.0%増加した。10aあたり収量の増加にともなって乾燥・調製委託数量が増えたことから、賃借料や料金が増加したことが要因。
一方、収量が増加したことから60kgあたりの全算入生産費は前年産に比べ15.1%減少した。
二条大麦の10aあたり全算入生産費は5万4235円で前年産に比べ0.8%増加した。収量の増加による乾燥・調製委託数量の増加が要因。一方、収量の増加で50kgあたりの全算入生産費は7673円で前年産にくらべて8.4%減少した。
六条大麦の10aあたりの全算入生産費は4万5506円で前年産に比べて1.7%減少した。償却済み資産の増加で農機具費が減少したことが要因。50kgあたりの全算入生産費は7206円で前年産にくらべて0.4%減少した。
はだか麦の10aあたり全算入生産費は5万3635円で前年産に比べ9.4%増加した。10aあたりの収量が増加し乾燥・調製委託数量が増えたことが要因。収量が増えたことで60kgあたりの全算入生産費は前年産に比べて12.5%減の1万1444円となった。
(関連記事)
・畑作物の直接支払交付金231億円増-29年度支払実績(18.07.04)
・麦類赤かび病防除が重要 農水省(18.05.19)
・耕地利用率 前年並みの91.7%-28年(17.09.01)
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