技術・人・土地を結びつけたソリューションを開発 シンジェンタ ジャパンがセミナー2013年2月22日
シンジェンタ ジャパン社はスイス本社のグローバル種子研究開発最高責任者であるロルフ・フォスター博士が来日したことを機に、2月19日、都内で「2013年シンジェンタ セミナー」を開催。フォスター博士が「シンジェンタ、植物のちからを暮らしのなかに」と題して、シンジェンタの研究開発の方向について講演した。
そのなかでフォスター博士は「世界的規模で増加の一途をたどる人口増加に対応し、より確かな食料安全問題に立ち向かうために、シンジェンタは技術・人・土地を結びつけたソリューションを開発している」とし、「業界におけるもっとも広範なポートフォリオによって、種子・種子処理・農薬・バイオテクノロジーなどの技術を統合」することによって「技術の境界領域を活性化」し「飛躍的な革新の実現をお手伝いする統合作物ソリューション(ICS)」によって生産者に貢献していくと語った。
そのために世界各地の研究センターなどと多くの共同研究を行うことで「画期的な製品が境界領域を超えた共同研究から生まれている」とし、幅広いスペクトルをもつ殺菌剤・「イソピラザム(1ZM)」(EUなどでは認可、日本では開発の初期段階)や育種技術の一つの集大成として開発された干ばつ耐性トウモロコシ(非遺伝子組換え)が2012年の干ばつ下で成果をあげたことなど具体的な事例をあげて説明した。
そして今後も、種子・種子処理・農薬・バイオテクノロジーなどの技術を統合し、境界を超えた共同研究などのコラボレーションによって製品を生みだし、生産者が必要とするあらゆる領域で貢献していきたいと語った。
(関連記事)
・【対談】「光り輝く農業を実現するための戦略を考えよう」 村田興文・シンジェンタ ジャパン株式会社取締役会長―谷口信和・東京農業大学教授 (2013.01.07)
・「アピロトップ」にジャンボ剤を追加 シンジェンタ ジャパン (2012.11.28)
・ミニトマト「アンジェレ」 シンジェンタがJA全農に種子独占供給 (2012.11.08)
重要な記事
最新の記事
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日