売上げ17か月連続で前年超え 外食産業1月の市場動向2018年2月28日
(一社)日本フードサービス協会は、会員社を対象とした外食産業市場動向調査の平成30年1月度の集計結果をまとめた。
1月は、下旬の関東地方を中心とした大雪や強い寒気の影響はあったが、正月3日間や成人の日など年始需要が概ね好調だったことから、ファストフード(FF)が洋風・和風を中心に好調を維持、さらにファミリーレストラン(FR)も引き続き客単が上昇し、全体売上げは103.1%と17か月連続で前年を上回った。業態別動向は以下の通り。
【FF】
全体売上げは105.4%で引き続き前年を上回っている。「洋風」は期間限定商品やリニューアル商品が好調で売上げは107.4%と伸びた。
「和風」は鍋メニューのテイクアウト訴求の奏功や原材料高による価格改定などで売上げは107.1%に。「麺類」は店舗増(102.5%)とトッピングの値上げなどで売上げは103.1%に。「持ち帰り米飯・回転寿司」は降雪が客数と物流に影響して売上げは99.2%と前年を下回った。「その他」はカレーが価格の順次改定で客単価が上昇し売上げは103.0%となった。
【FR】
全体売上げは100.8と前年並みを確保した。「洋風」は高価格メニューが堅調で客単価は上昇(102.8%)したが、雪の影響や元日休業などで営業時間の短縮もあり客数が伸びず(97.1%)売上げは99.8%と前年割れとなった。「和風」は正月需要で客単価は上がった(102.0%)が雪の影響でシニア客などが減少し売上げは97.8%となった。「中華」は、店舗増(102.6%)や割引キャンペーンなどで客数が増加(102.4%)し売上げは102.5%と前年を上回った。「焼き肉」は引き続き好調で売上げは108.3%と14か月連続で前年を上回った。
【パブ・居酒屋】
飲酒業態は年始需要は好調だったが、下旬の大雪と気温低下などから客足に影響、全体売上げは96.4%と前年を下回った。とくに「居酒屋」は店舗減少(96.0%)と雪の影響で客数が落ち(97.0%)、売上げは96.1%となった。
【ディナーレストラン】
雪の影響はあったが年始需要が好調で売上げは103.5%と前年を超えた。
【喫茶】
ホットフードや菓子メーカーとコラボしたホットドリンクが好評で客単価が上昇(101.9%)し、売上げは101.1%となった。
重要な記事
最新の記事
-
【現地レポート・JAの水田農業戦略】新たな輪作で活路(2)子実コーンの「先駆者」 JA古川2024年3月29日
-
農業者所得増加へデジタルビジネス加速 農林中金 中期ビジョンを策定2024年3月29日
-
「子ども世代に農業勧めたい」生産者の2割 所得向上が課題 農林中金調査2024年3月29日
-
東京・大阪で組合長らが 「夢大地かもと」スイカをPR JA鹿本2024年3月29日
-
全国から1,000名を超える農業の担い手が集う 「第26回全国農業担い手サミットinさが」開催 佐賀県2024年3月29日
-
家族みんなで夏の農業体験はじめよう 食農体験イベント「土袋でデコきゅうり」開催 JA兵庫六甲2024年3月29日
-
(377)食中毒1万人は多いか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年3月29日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第96回2024年3月29日
-
【人事異動】全国農業会議所(4月1日付)2024年3月29日
-
品種で異なるメロンの味わいを体験 自由が丘「一果房」で29日から 青木商店2024年3月29日
-
第160回勉強会「レジリエントな植物工場運営・発展に向けて~災害からの復旧・復興事例から学ぶ」開催 植物工場研究会2024年3月29日
-
創立55周年記念 ガーデニング用 殺虫・殺菌スプレーなど発売 住友化学園芸2024年3月29日
-
「核兵器禁止条約」参加求める26万の署名 藤沢市議会が意見を採択 パルシステム神奈川2024年3月29日
-
尾鷲伝統の味「尾鷲甘夏」出荷開始 JA伊勢2024年3月29日
-
令和6年能登半島地震 被災地農家を応援 JA全農石川へ寄付 KOMPEITO2024年3月29日
-
林木育種センター九州育種場 九州育種基本区の「スギエリートツリー特性表」公表 森林総研2024年3月29日
-
農業フランチャイズのクールコネクト シードラウンドで3200万円を調達2024年3月29日
-
鳥インフル 米メイン州からの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年3月29日
-
畜産施設の糞尿処理で悪臭対策 良質な堆肥化を促進 微生物製剤を開発 B・Jコーポレーション2024年3月29日
-
水田のスマート水管理で東大大学院農学生命科学研究科と共同研究開始 ほくつう2024年3月29日