セジロウンカが九州で飛来確認 病害虫予報2016年6月23日
農水省は6月21日、平成28年度病害虫発生予報第3号を公表した。
気象庁が発表した1か月の気象予報では、気温は全体的に高く、降水量は北日本日本海側で多い、同太平洋側と東・西日本日本海側では平年並み~多い、沖縄・奄美で少ない~平年並みとしている。
春先から全国的に気温が高い傾向が続いているため一部の作物の生育が進んでおり、病害虫の発生時期も一部早まっている。
詳しい予報については次の通り(表の赤字は、各地の平均値より多い予想、黒字は平年よりやや多いと予想される地域)。
【水稲】
イネ縞葉枯病の注意報が6月1日に栃木県、9日に茨城県で発表されている。
セジロウンカは5月上旬から九州地域で飛来が確認されているため発生動向に注意。
【野菜花き】
【果樹茶】
果樹カメムシ類の注意報が5月17日に滋賀県、31日に愛知県で発表されている。
今年は全国的に気温が高くなっているため、飛来量が継続して多くなっている。
【サトウキビ】
鹿児島県奄美地域でイネヨトウによる芯枯れ被害の発生が多いことから6月10日に注意報が発表された。
5月24日以降、都道府県が発表している警報はない。
特殊報は以下の通り。
▽5月31日 愛知県・トマト黄化病(ToCV)
▽同 長野県、長崎県・キウイフルーツかいよう病(Psa3系統)
▽6月6日 広島県・レタス・オオクビキレガイ
▽同 同県・インパチェンスべと病
▽7日 静岡県・ニンジン・キクノネハネオレバエ
▽10日 千葉県・ホウレンソウ ハコベハナバエ
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