曇雨天つづく地域 イネいもち病に注意 水稲の病害虫予報2016年7月27日
農水省は7月26日、「平成28年度 病害虫発生予報第5号 水稲特集」を発表した。
気象庁はこれから一か月の予報(7月21日付)を公表した。気温については北日本は平年並み、東日本は平年並みまたは低く、西日本で平年並みまたは高く、沖縄・奄美は高いとみている。
降水量は北日本太平洋側と東日本で平年並みまたは多く、沖縄・奄美で平年並みまたは少ないと予想している。日照時間は北日本太平洋側と東日本日本海側で平年並みまたは少なく、東日本太平洋側で少ない。また沖縄・奄美は平年並みか多いとしている。
水稲の主要な発生予察情報は、この一か月について、西日本では曇雨天が続いていたことからイネいもち病の発生が多くなると予想しているが、梅雨明けしたため発生拡大はおこらないとみている。
一方、北・東日本では今後も曇雨天が続くと予想されており、イネいもち病の発生に注意が必要としている。
詳しい予報については次の通り(表の赤字は、各地の平均値より多い予想、黒字は平年よりやや多いと予想される地域)。
トビイロウンカの飛来が確認されたのは、6月下旬から7月中旬までの間で佐賀県、6月に長崎県、6月末と7月中旬に熊本県、6月中旬から下旬にかけて宮崎県、6月中旬から7月上旬にかけて鹿児島県の計5県だった。
7月26日時点で水稲の病害虫に関する警報を発令した都道府県はない。
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