メキシコの植物遺伝資源 研究用に日本へ2017年3月17日
地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS=筑波大学生命環境系・遺伝子実験センター渡邉和男教授代表)はこのほど、メキシコ政府から植物遺伝資源であるハヤトウリの、日本の研究用分譲承認を取得した。生物多様性条約名古屋議定書に基づくメキシコと日本間分譲の第1号で、メキシコ政府としても2番目の国際分譲承認。
ハヤトウリは熱帯から亜熱帯に広く分布しており、原産地のメキシコや中米、ラテンアメリカでは食生活に欠かせない農産物として料理に使われている。メキシコのエンリケ・ペニャ・ニエト大統領はハヤトウリを欧米への輸出品目として明言している。日本では九州南部や沖縄県、千葉県で栽培されているが、流通は地域限定的。
1株で100~150の果実が収穫できるが、品種の数は少なく、病害や環境変動に対応できる新品種が期待されている。
筑波大学ではSATREPSの一環として、長期保存法の開発や新品種育成などを行う予定。将来的には研究成果をメキシコ農村社会やアジア圏などに還元することを目指す。
重要な記事
最新の記事
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】なぜ多様な農業経営体が大切なのか2024年3月28日
-
全国の総合JA535から507に 4月1日から 全中2024年3月28日
-
消える故郷-終りに、そしてはじめに-【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第284回2024年3月28日
-
岩手銀行、NTT東日本、JDSCが「岩手県の『食とエネルギーの総合産地化』プロジェクト」を共同宣言2024年3月28日
-
「日曹コテツフロアブル」登録変更 日本曹達2024年3月28日
-
適用拡大情報 殺虫剤「プレバソンフロアブル5」 FMC2024年3月28日
-
飼料用米を食料安保の要に 飼料用米振興協会が政策提言2024年3月28日
-
肥料袋の原料の一部をリサイクル樹脂へ置換え 片倉コープアグリ2024年3月28日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2024年3月28日
-
純烈が熱唱 新CM「おいしい雪印メグミルク牛乳 ゴクうまボトル」公開2024年3月28日
-
むすびえ「ウェルビーイングアワード 2024」活動・アクション部門グランプリを受賞2024年3月28日
-
「物流の2024年問題」全国の青果センターの中継拠点化で「共同輸配送」促進 ファーマインド2024年3月28日
-
ポストハーベスト事業 米国子会社を譲渡 住友化学2024年3月28日
-
農業の「経営技術」を習得 無料オンライン勉強会を隔月で開催 ココカラ2024年3月28日
-
森林由来クレジット販売プラットフォーム立上げ第一号案件を売買全森連×農林中金2024年3月28日
-
新規需要米に適した水稲新品種「あきいいな」育成 耐病性が優れ安定生産が可能に 農研機構2024年3月28日
-
食品ロス削減に貢献 コープ商品6品を3月から順次拡充 日本生協連2024年3月28日
-
最適な雑草防除をサポート「my防除」一般向け提供開始 バイエルクロップサイエンス2024年3月28日
-
国産和牛が当たる 「春の農協シリーズキャンペーン2024」4月1日から実施2024年3月28日
-
れんこん腐敗病の課題解決へ JA大津松茂と圃場検証を実施 AGRI SMILE2024年3月28日