東洋ライス 太陽光発電を全国展開2013年11月1日
総出力2.1MW
東洋ライスは、太陽光発電事業で、すでにサイタマ工場(埼玉県坂戸市)とリンクウ工場(大阪府泉南郡)屋上にソーラーパネルを設置していたが、10月1日、三重県伊賀市の同社保有地に新たに発電出力1000kw分のソーラーパネルを設置、稼働を開始した。
東日本大震災以降、日本の電力事情は、原子力発電所が稼働できないことによる慢性的な電力不足と、環境負荷が大きい化石燃料を輸入せざるを得ない状況となり、環境に優しく再生可能なエネルギーの供給は、日本の緊急課題になっている。
同社は、平成11年に和歌山本社工場とサイタマ工場に、また平成25年春にはリンクウ工場に、それぞれ太陽光発電を導入したが、今秋、三重県伊賀市にある同社保有地7000坪に、発電出力1000kw相当の大規模ソーラーパネル(トーヨー伊賀ソーラー)を設置し、10月1日より稼働を開始した。
さらに平成26年3月には、同社の福島県・二本松工場への太陽光発電の導入と和歌山本社工場へのソーラーパネル増設も予定しており、これらの施設(総面積:7万7440.39平方m)を合計すると、総出力規模は2.1MW。年間予測発電量2.316MWhになる。
この発電量は、同社の各地全事業所で消費される年間電力量の2倍にあたり、一般家庭700世帯で消費される年間電力量に該当する。CO2排出量に換算すると、年間1273t以上の削減効果が期待できる。
同社は、これまでもBG無洗米の普及によるCO2排出削減、精米工場全体の省電力化といった環境に対する取り組みを行ってきた。本格的な太陽光発電事業の開始にともない、同社は保有資産の有効活用を図るとともに、自然エネルギーの普及・拡大や、社会全体の更なる環境負荷低減に貢献していく方針だ。
(写真)
(左から)伊賀の大規模ソーラーパネル、リンクウ工場(空撮)
(関連記事)
・金芽米の自然免疫力向上効果を実証(2013.10.11)
・【時の人 話題の組織】雜賀慶二・東洋ライス株式会社代表取締役社長 健康効果、米で追求(2013.09.20)
・金芽米の継続摂取で体調改善効果 東洋ライス(2013.08.20)
・金芽米の生産・販売好調に推移 東洋ライス(2013.08.02)
・超高効率な精米工場 東洋ライス リンクウ工場(2013.06.12)
重要な記事
最新の記事
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日