トラクター100馬力以上が6割 25年度鑑定結果2014年6月13日
農研機構生研センターは6月10日、平成25年度の農機の安全鑑定結果の取りまとめを公表した。同年度分の鑑定型式数は17機種190型式あった(内訳は文末表参照)。
このうち、トラクターは乗用型が7社85型式、歩行型が3社5型式あった。乗用型では機関出力74kW(100馬力)以上の大型のものが全体の6割ほどを占め、前年の16%に比べて大幅に増えた。また、無段変速トランスミッションを搭載したものが27型式と全体の32%を占め、これも前年度の20%に比べて増加傾向にある。
田植え機はすべて乗用型で、マット苗用5、6、8、10条植えが計8型式あった。機関はディーゼル2型式、ガソリン6型式。元々、海外向けだったものを国内向けにアレンジしたものや、アイドリングストップ機能を搭載したものがあった。
コンバインは、2?7条刈りで19型式あった。大型機ではディーゼル特殊自動車の第3次排ガス規制に対応したものや手刈り作業時にフィードチェーンを低速化する安全装置を装備したものが、小型機では2条刈り機種だが3条全面刈りができたり、全高を抑えて機体をコンパクト化させたものなどがあった。
乾燥機は29型式あり、このうち1.9?6.5tの25型式は遠赤外線熱風併用型、27.5?34tの大型の4型式は熱風式だった。他のシリーズのとの部品の共通化や部品点数を減らすなどして低コスト化をはかった機種があった。
その他は11型式。機種は、乗用管理機、茶園管理作業機、キャベツ収穫機、パイナップル用作業車、ニンジンハーベスター、ダイコン収穫機、火炉分離・穀物用循環型乾燥機の7機種あった。
(関連記事)
・最新食品機器を展示 FOOMA JAPAN2014開催 (14.06.12)
・5月の農機安全鑑定 3機種4型式が合格 (14.06.12)
・新副会長に山岡靖幸氏を選任 日農機協(2014.06.03)
・4月の農機安全鑑定 8機種36型式が合格(2014.05.16)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略 現在の技術で実現可能でしょ(4)2024年4月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(7)【防除学習帖】 第246回2024年4月20日
-
土壌診断の基礎知識(16)【今さら聞けない営農情報】第246回2024年4月20日
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日