「第24回地球環境大賞」で環境大臣賞受賞 東洋ライス2015年4月14日
フジサンケイグループ主催の「第24回地球環境大賞」授賞式が、平成27年4月9日、秋篠宮同妃両殿下ご臨席のもと、明治記念館において開催された。東洋ライス(株)は「環境大臣賞」を受賞した。
「地球環境大賞」は、フジサンケイグループが「産業の発展と地球環境との共生」を目指し、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン 名誉総裁・秋篠宮殿下)の特別協力を得て、平成4年に創設した顕彰制度だ。地球環境の保全と産業発展の共生に貢献した企業や団体、自治体に贈られる賞だ。
東洋ライス(株)は、平成3年に世界初となるコメのとぎ汁が一切出ないBG無洗米を開発して以来、無洗米のパイオニアメーカーとして全部門が協力し、継続的な環境保全活動に取り組んできた。
平成4年から24年度までの21年間で、とぎ汁起因のヘドロは19万3824t削減、とぎ汁を下水処理場で処理するために発生するCO2排出量を、33万3839t削減し、温暖化防止に貢献した。
またBG無洗米の製造過程で発生するヌカ(水に流すとヘドロになる)は回収され、「米の精」という商品に加工されて、ほぼ全量が有機質肥料や飼料として循環型農業に有効利用されている。環境保全効果の面でも他の無洗米の追随を許さないものだ。
授賞式のレセプションで、東洋ライスの雑賀慶二社長は秋篠宮殿下に玄米などを説明、また妃殿下には「米の精」を活用した子ども達向けの環境体験プログラム「いきものみっけファーム」の取り組みを説明し「素晴らしいですね、お元気で頑張って下さい」など賞賛と激励の言葉を頂いたという。
BG無洗米は肌ヌカのみを取り除き、通常の洗米時には流出してしまう水溶性の栄養成分を残して仕上げた無洗米だ。環境に負荷をかけず、美味しく、栄養価が高く、健康に寄与する米として評価されている。
全国的に人気を博している「金芽米」の美味しさと高栄養は、BG無洗米だからこそ実現できたものであり、精米の頂点に位置するもの、と同社は自負している。
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