黄化葉巻病耐病性大玉トマト「麗旬」を開発2014年3月6日
(株)サカタのタネは、黄化葉巻病の耐病性を備えた赤熟出荷向き大玉トマトのF1新品種「麗旬(れいしゅん)」の種子を開発した。
黄化葉巻病は、九州から関東までのトマト産地に深刻な被害をもたらし、一度発生すると根絶が難しく、産地全体が壊滅的な被害に陥ることもある。これに対する耐病性をもつ品種も導入され始めているが、「食味が劣る」とか「収量性が低い」などの課題があり、抜本的な解決には至っていないといえる。
今回、サカタのタネが開発した「麗旬」は、▽黄化葉巻病の耐病性▽優れた食味▽高い収量性の「三拍子がそろっている」のが大きな特徴だという。
果実は硬く赤く熟させてから収穫しても日持ちがよく、同社オリジナルの赤熟もぎりの統一青果ブランド名「王様トマト」として出荷できる。
また「麗旬」は、黄化葉巻病耐病性のほか、葉かび病抵抗性など複合的に耐病虫性をもっている。
発売は、2015年春の予定で、種子の希望小売価格は1000粒入り袋3万5000円(税抜)。
(関連記事)
・プリムラ「アプリ」シリーズに新品種追加(2014.02.27)
・サカタのタネと京王電鉄 100周年でコラボ企画(2013.12.25)
・蘭の育種工学ベンチャーに出資 サカタのタネ(2013.12.02)
・「よく咲くスミレ」に新色 サカタのタネ(2013.11.27)
・園芸初心者向け通販サイト開店 サカタのタネ(2013.10.18)
重要な記事
最新の記事
-
【解題】基本法改正は食料安保をめぐる現場での課題にどう応えようとしているのか 谷口信和東大名誉教授2024年4月23日
-
第18回全農学生「酪農の夢」コンクール「学校賞」新設 作品募集中2024年4月23日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 大分で開催 JA全農2024年4月23日
-
運営9年目・稼働率約9割 地域に喜ばれる貸出農園事業を展開 JAマインズ2024年4月23日
-
量販店等に終売通告を行う白米卸も【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月23日
-
【JA人事】JAむかわ(北海道)長門宏市組合長を再任(4月10日)2024年4月23日
-
【JA人事】JAとうや湖(北海道)高井一英組合長を再任(4月12日)2024年4月23日
-
農繁期の人材確保へ「いわて農業未来プロジェクト」支援開始 タイミー2024年4月23日
-
栃木県那須塩原市 道の駅「明治の森・黒磯」リニューアルオープン2024年4月23日
-
いちご生産量日本一 栃木県真岡市のPR動画「もおかのいちご物語」公開2024年4月23日
-
「夏のさつまいも博2024」さいたまスーパーアリーナで7月4日から開催2024年4月23日
-
知財功労賞「経済産業大臣表彰」を受賞 ブランド戦略とユニークな登録商標の活用が評価 サタケ2024年4月23日
-
令和5年冷凍食品の生産・消費調査 出荷額は7799億円で過去最高 日本冷凍食品協会2024年4月23日
-
農業を志す学生450人が来場「食品・農業就活サミット」開催 シンクロ・フード2024年4月23日
-
全国道の駅公式オンラインショッピングサイト「道の駅マルシェ」オープン2024年4月23日
-
千葉県市原市「第42回 市原市園芸まつり」開催2024年4月23日
-
食や農業の未来に「あったらいいな」を募集「未来エッセイ2101」AFJ2024年4月23日
-
その場で当たりが分かる「甘果にんじん」春キャンペーン開催 ファーマインド2024年4月23日
-
シードル生産者が大阪に集結「Osaka Cider Festival大阪林檎酒祭り」開催2024年4月23日
-
サラダクラブ産地表彰式 第8回「Grower of Salad Club 2024」開催2024年4月23日