日本のバイエル（クヌート・クレデーン在日バイエルグループ代表＝東京都港区高輪４−10−８）はこのほど、農薬事業を精力的に展開する日本バイエルアグロケム（株）の代表取締役社長に、同社営業本部副本部長のローレンス・ユー氏（44歳）を７月１日付で任命すると発表した。

　ローレンス・ユー氏は1956年２月８日、香港生まれ。カナダと英国で学んだ後、21年前にシンガポールのユニロイヤル・アジア・パシフィック社（農薬部門）に入社した。1984〜1994年、ルセル・ユクラフ社の農・動物薬品事業においてアジア各国で様々な役職を歴任し、また、日本ユクラフ社農・動物薬品事業部のディレクターも務めた。

　1994年アグレボ社設立後、1999年４月までアグレボ・ジャパン社でセールス・マーケティング事業部の取締役本部長を務めた。1999年４月、日本バイエルアグロケム（株）農薬営業部部長として同社へ入社。2000年１月より、同社の営業本部副本部長を務めている。
　既婚で２女がおり、趣味は読書、水泳、コンピューター、旅行など多彩。

　現社長のジョゼ・ヘスラー氏は、1993年より日本バイエルアグロケム（株）代表取締役、および1996年より同社代表取締役社長を務めている。同氏は今後、バイエルのポリウレタン事業部の新組織におけるアジア・パシフィック地域統括責任者に就任する。

　同氏は、シンガポールに本拠を置く新会社におけるこの職務で、ポリウレタン事業へのライオンデル部門（バイエルが買収したライオンデル・ケミカル社のポリオール事業）の統合に携わる。