かねてよりＢＧ無洗米加工施設の建設が切望されていた北海道地区において、このたびホクレン農業協同組合が、パールライス砂川工場内に同施設を導入し7月より稼働を開始することとなった。

　 いうまでもなく、北海道地区においては初めての施設であり、長らく委託加工などによりＢＧ無洗米の販売を続けてきたホクレンにとって、待ちに待った施設の完成となる。またＢＧ無洗米の普及が遅れていた北海道地区の消費者にとっても朗報であり、道内でのＢＧ無洗米普及が加速されるものと期待されている。

　 ホクレンでは同施設完成を機に、生協、量販店を中心とした消費者向け販売を柱に、北海道一円のＢＧ無洗米普及を目指していく。初年度目標は１５００トン、で、翌年は２４００トンとしている。
　 なお、この度のＢＧ無洗米設備は全国で３５番目となるが、トーヨーが進めてきたＢＧ無洗米設備・施設の建設は、これで北海道から沖縄まで全国ラインナップが整ったことになり、大きな節目を迎えたといえる。

　このように、ＢＧ無洗米の快進撃が続いている中、昨今は成長著しい首都圏の動向に注目が集まりがちであるが、首都圏以外の地域においてもＢＧ無洗米は確実に浸透し続けており、これからも目が離せない状況がつづきそうだ。