トップページにもどる 農業協同組合新聞 社団法人農協協会 農協・関連企業名鑑


平成12年・宮城の新米「まなむすめ」試食会開催
−宮城米マーケティング推進機構−


 宮城米の評価向上と、その普及拡大を図るため様々な広報・宣伝活動を展開している宮城米マーケティング推進機構では、10月17日、東京都港区虎ノ門のホテルオークラにおいて、宮城の新米「まなむすめ」の試食会を開催した。

 会場には、みやぎ夢大使・みやぎ米大使の俳優、菅原文太さん、浅野史郎宮城県知事、JA全農宮城県本部運営委員会の大堀哲会長をはじめ、米穀流通関係者、消費者等200名が集まり、宮城の新米「まなむすめ」を試食した。

 みやぎ米大使の菅原文太さんは、「国のもといであるお米を、もっと大切にしなければならない。お米を中心とした手作りの食事は大切。宮城県からそうした食文化を広げていきましょう。今年の米はおいしい」と挨拶。

 また浅野知事は「宮城米にひとめぼれしてきた”まなむすめ”です。デビューして2年目で、まだ知られていません」と語り、会場に和やかな笑いがひろがった。

 「まなむすめ」は、宮城県古川農試で、「ひとめぼれ」を父、「チヨニシキ」を母として平成9年に誕生した。「ひとめぼれ」に似た粘りと「ササニシキ」の柔らかさを備えた食味の良い品種だが、いもち病や冷害にも強い耐性を持っている。

 作付け面積は、6,496ヘクタール(作付け割合は7.7%)で10a当たりの収量は539kg(作況指数104)。
 JA全農宮城県本部の大堀哲運営委員会会長は、「宮城県の今年の米の出来は、素晴らしかった。米の消費量は、年々減少しており、それに伴い米価は、一俵1万5千5百円、これでは、米生産農家はやっていけない現状だ。ご飯を一膳といわず、一膳半でも二膳でも食べてもらえれば、米の消費は大きく拡大する。是非皆さんに宮城米を食べていただきたい」と生産者を代表して、思いをのべた。
 宮城米のニューフェイス「まなむすめ」の販売展開に注目したい。


農協・関連企業名鑑 社団法人農協協会 農業協同組合新聞 トップページにもどる

農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
webmaster@jacom.or.jp