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どこまでも農家とともに
50周年等でパーティーを開催
−アグロ カネショウ−


 アグロ カネショウ(株)(櫛引博敬社長=東京都港区赤坂4−2−19)は10月19日、東京都千代田区のホテル ニューオータニに業界関係者総勢約700名を集め、創立50周年、東証二部上場、ISO9002認証の取得を祝うパーティーを盛大に開催した。着実に歩を進めるカネショウの姿が浮き彫りとなり、同社にとって歴史的な一年となった。

 パーティー冒頭、櫛引社長は「創業以来の”常に農家のために、農家とともに”の経営理念を今後も貫いていくことを強調、社是の「我が信条」(注)にもとづき邁進していくことを新たにした。また「今回の二部上場をステップに企業活力を精力的にアピールし、農薬に対する正しい理解をさらに広めていきたい」、と挨拶した。

 また、来賓として挨拶に立ったカネコ種苗(株)の金子才十郎社長は、「50周年、二部上場、ISO認証取得に対して心よりお喜び申し上げる」とするなか、「農薬は農機とともに日本の産業を牽引してきたのであり、まさに日本の産業の縮図である」と、農薬が日本の産業及び社会の発展にに大きく貢献してきたことを力説し、祝辞に代えた。

 さらに、乾杯の音頭をとった日興証券(株)の今田肇会長は、「50年の輝かしい歴史に声援を送りたい。二部上場を機に、この50周年を新世紀に向けた創世記にしていただきたい」、と夢のある企業への展開を期待した。

 アグロ カネショウ(株)は1951(昭和26)年8月、創業者の櫛引大吉氏(本年3月27日逝去、享年85才)が世界各国より農薬の輸入紹介を図る光洋貿易(株)(同年11月に兼商(株)に社名改称)をその前身としている。現在の社名になったのは、兼商(株)と製造・研究部門を独立して1959年に設立されていた兼商化学工業(株)が合併した1985年1月1日から。

 また、本年9月7日に東証二部に上場を果たしたが、これは「IR(投資家への企業PR)活用の一環」(櫛引社長)。農薬メーカーの上場例は、1964年の北興化学工業(株)以来のことで、実に40年間近くの空白期間があったが、同社の上場は新たな資金の導入や人材の確保、正しい農薬の知識を広めることが背景にある。
 さらに、ISO9002(国際標準化機構の品質管理・品質保証規格)の認証の取得は本年3月のこと。同社では厳しい品質管理の下、オートメーション生産を実施しているほか、最新の公害防止設備を設置し、地域の環境保全にも万全の体制でのぞんでいる。

 なお、パーティーに先立ち特別セミナー『21世紀の農業・農薬の展望』((株)化学日報社主催)を同社が後援し、充実したセミナーとなった。

 (注)『我が信条』 アグロ カネショウ(株)の経営理念であり、お客様、社員、地域社会及び社会全体、株主に対して責任を果たしていくもの。


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