ＴＶＣＭに対する消費者の反応調査等、業界で最も権威のある調査機関として知られる、ＣＭ総合研究所の調査によると、昨年１２月に全国で放送されたＴＶＣＭ3369件の内、全国無洗米協会のＣＭは、消費者到達度で食品分野で11位、全業種でも129位と大健闘だったことが明らかになった。

　ＣＭ総研によると、ＴＶＣＭに初登場で、しかも有名タレントを使わないＣＭで、また3000ＧＲＰという放送量で、いきなりこれだけ上位にランクされるのは「ＣＭ総研が調査をしてきた１５年の歴史の上で初めて」（ＣＭ総研・黒沢常務）だという。

　食品分野でのＣＭ到達度では、日清食品（ラーメン屋さん＝松坂慶子）、ハウス食品（ククレカレー＝上原多香子）の上にランクされ、全業種ではソニーのＷＥＧＡや、伊藤園のおーいお茶、花王のビオレを上回っている。
　また、ＣＭ到達者の内、無洗米を買いたいと思った人は、10人中９人で，ＣＭブランディング指数では、200満点で166.7点と高い評価を得た。

　これだけ消費者から高い評価を得た理由について、ＣＭ総研では、消費者が「商品に惹かれた」という理由を最上位にあげていることから、無洗米と言う商品の魅力が第一であるとし、さらに＜商品の存在そのものだけに絞ってＰＲした訴求の仕方＞に、＜耳に残りやすい音楽を加えた作戦が功を奏した＞ためと分析している。

　全国無洗米協会では、本年の１月25日から第二弾のＴＶＣＭのスポットの放送を開始し、これに合わせてスーパーなどの店頭と協力しながら、プレゼントキャンペーンを実施していく。尚、今回のＴＶＣＭでは、マツモトキヨシのＣＭで一躍有名になったタレントの「山口もえ」をキャラクターに起用し、無洗米の更なる普及・拡大を図っていく。