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「2001 国際食品工業展」 開催
“探そう、技と味覚の新世紀”をテーマに

― 社団法人 日本食品機械工業会 ―

山本益博氏、小林カツ代氏、服部幸應氏
「夢ごこち」の試食に協力する山本益博氏、
小林カツ代氏、服部幸應氏(左から)
 
サタケの無洗米製造装置
サタケの無洗米製造装置 NTWP50A

 (社)日本食品機械工業会では、平成13年5月14日から17日の4日間、東京ビッグサイトにおいて、「2001国際食品工業展(FOOMA JAPAN2001)」を開催した。          

この展示会は、(社)日本食品機械工業会の主催、経済産業省、農林水産省、厚生労働省、東京都、日本貿易振興会の後援、食品産業関連各団体の協賛で開催されたもので、同展は、1978年の第一回開催以来、食品製造・加工機械・装置を中心に、原料処理から環境分野までの食品産業全体を捉えたアジア最大規模の展示会として、国内外から高く評価されている。
 24回目の開催となったFOOMA JAPAN2001は、564社が2430ブースに出展し、来場者11万名余という過去最大規模のスケールとなった。
会場では、国内外の大学・研究機関が、最先端の食品研究の成果を発表する、「アカデミックプラザ」や「FOOMAお米グランプリ」等、多彩な展示や催しが繰り広げられた。
[FOOMAお米グランプリ」で最優秀賞を受賞したのは、山形県南陽市の米生産農家、黒澤信彦さんが作った減農薬米「夢ごこち」。民間育種で誕生した「コシヒカリ」の改良種だ。品の良い甘味、香りと、もちもちした食感が特長の美味しい米だが、生産量が少ない。黒澤さんは年20トンの「夢ごこち」を生産しているが、そのほとんどが直接、契約者の手に渡る。こうしたおいしい米の増産は、米の消費拡大に直結するものだけに、生産農家の努力に期待したい。
「FOOMAお米グランプリ」では、料理と食文化の第一線で活躍している、服部幸應氏、山本益博氏、小林カツ代氏の著名な3氏をゲストとして招いて「夢ごこち」の試食に協力してもらい、ご飯と食にまつわる公開トークショウを行った。
また、5月1日に社名を変更し(旧社名(株)佐竹製作所)、米麦をはじめとしたトータルテクノロジーの食品産業総合企業として、21世紀の新たなスタートを切った業界の最大手企業、株式会社 サタケ(本社=東広島市西条西本町2−30、佐竹利子代表)では、今最も注目されている無洗米製造装置・NTWP50Aを展示公開した。同社のブースは会期中、来訪者が絶えなかったようだ。



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