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グローバルサービスなど
知識集約型ビジネスの外販開始

― デュポン ―

 デュポン(株)(山本雅俊社長、本社:東京都目黒区下目黒1−8−1)はこのほど、これまで培ってきたノウハウやサービスを外販する「グローバルサービスビジネス」及び「セーフティリソースサービスビジネス」を日本でも本格的に開始した。
 この「グローバルサービスビジネス」(Global Services Business:GSB)とは、米国デュポン社が管理部門の質の向上と競争力の強化を狙って、人事、財務、情報、総務等の部門を統括した新体制であり、1999年に発足した。
これを受け、デュポン(株)においてもGSBが創設され、同社が長年培ってきた社内業務の処理、インフラ整備、組織の運営等々にかかわる様々な知識やノウハウ、またサービスを社内のみならず広く社外にも提供するという事業を展開していく。
 昨今の経済情勢から、ますます重要になってきている財務管理上の「顧客信用格付サービス」、および海外から日本への転勤者の赴任にかかわる全てのサポートを顧客に代わり提供する「リロケーションサービス」の販売を日本でも開始した。
 一方、「セーフティリソースビジネス」(DuPont Safety Resources Business:DSR)は、デュポン社が世界各国で事業を展開する際に、共通に実践している安全管理システムを紹介する教材、セミナー、ワークショップ、並びにコンサルテーション等の事業を展開するもの。
 企業における安全文化の再構築、災害の業務への影響、不安全行動や状態の是正、事故やけがの防止等の安全管理技術を中心に構成されたセミナーやワークショップでは、顧客がデュポン社との類似点及び相違点を確認しながら習得することが可能であり、特定企業のみに向けてデザインされたカスタマイズドセミナーも準備されている。
 グローバルに事業を展開するデュポン社は、日本において40年の歴史を刻んでいる。このほど開始したGSBおよびDSRは、日本におけるデュポン社の組織の能力を強化し、ビジネスの発展にユニークな価値をもたらすものであり、同時に、顧客にとっても価値のあるサービスを提供していくことになる。同社では、今後とも一層吟味されたサービス事業を追加していく方針だ。
 デュポン社は、2002年に創立200周年を迎える。同社の使命は、「持続可能な成長」であり、(1)統合的化学(伝統的化学と現代生物学とを統合)、(2)知識集約(製品のみならず蓄積してきたノウハウもビジネス)、(3)生産性向上(シックスシグマによるプロセス改善)、の3つの戦略を掲げている。

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