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アグリビジネス業界ニュース

注目の発芽玄米生産設備が竣工
― サタケ/ファンケル ―

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 生産調整の強化、米消費の減少、米価の低迷と米穀業界を取り巻く状況は、厳しいものがあるが、脱コメ離れの切り札として期待されているのが高付加価値米だ。
中でも、今もっとも注目されているのが無洗米と発芽玄米だろう。(株)サタケ(佐竹利子代表 本社=東広島市西条西本町2−30)が総力をあげて開発したTWR(テイスティ ホワイト ライス)は、美味しくて洗わなくてもいい米として、その品質が高く評価されており、昨年の発表以来、現在の契約は23ヶ所、その内10ヶ所がすでに稼働している。TWRの普及が急伸するのは間違いない。
 また、発芽玄米については、(株)ファンケル(池森賢二代表・横浜市栄区飯島町109−1)が新規事業として取り組み、大ブームを巻き起こしているが、このほどサタケの手掛けた発芽玄米生産設備を導入した工場が香川県下に完成し、6月30日に竣工式が執り行われた。
 発芽玄米には、健康成分として注目されている「ギャバ」が豊富に含まれているため人気が高く、今後ますます消費が拡大するものと思われる。
 ファンケルでは商品名を「発芽米」として全国展開しており、高い栄養価とともに、食感も良くおいしいと評価は高い。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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