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アグリビジネス業界ニュース

農薬はアジア太平洋で売上増加
2001年第3四半期業績を発表
シンジェンタ

 世界のアグリビジネスをリードするシンジェンタ(スイス・バーゼル)は10月25日、『2001年第3四半期(2001年1月〜9月)業績』を発表した。それによると、売上高は51億3000万ドル(約6166億円)となった。恒常為替レートでは、農薬は前年比6%減少し、種子は1%の増加で、全体では5%の減少となった。
 第3四半期の売上高は、第2四半期に比べさらに低下した。第3四半期にはドル安となったため影響は少なくなったものの、為替レートの変動により売上高が4%減少した。

グラフ

農薬部門から見ると、先ず下半期がメインシーズンのラテンアメリカだが、本年は不安定な金融状況に対処するため、特にアルゼンチンで厳しい与信制限方針をとっていることから、売上げの伸長は期待薄。ヨーロッパと北大西洋自由貿易地域(NAFTA)では、メインシーズンが上半期となるため下半期の売上高は低調気味。
 ヨーロッパの第3四半期の売上高は、特に選択性除草剤の不調に影響されている。NAFTAでは選択性除草剤が好調裡に推移したが、西部で旱魃があり殺菌剤と殺虫剤が弱含みであったことと、米国の綿花市場が悪化したために相殺された。この中で、アジア太平洋の売上高はシーズンの始まりが遅れたために、第3四半期で売上高が増加した。
 一方、種子部門はヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジア太平洋地域で力強い伸びを見せた。NAFTAでは、全ての作物において市場が悪化したことからマイナス要因となった。
グラフ

 通期の売上高は、第3四半期と同様に推移すると見られている。合併による経費削減計画は予定通り進捗しており、通年のEBITDA利益率は昨年と同様、あるいはやや上回る見込み。財務経費は、2000年の試算ベースのレベルと同じになる模様。



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