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「消費者のためになった広告」コンクールで 全国無洗米協会の広告が銅賞を受賞 ― 全国無洗米協会―

広告活動の評価、質的向上・研究等を行っている（社）日本広告主協会は、11月21日、2001年度「消費者のためになった広告」コンクール入賞者の発表を行った。 　審査対象になった3624点の作品の中から、「雑誌広告」部門の公共ブロックで、全国無洗米協会が雑誌「アエラ」に出した広告が銅賞に選ばれ表彰された。 　受賞した雑誌「アエラ」の広告は、見開き２ページ、カラーで掲載されたもの。「白すぎる？それは無洗米だからです」というキャッチコピーを右に置き、炊き上がった釜に入ったご飯の写真を中心に据えて、左に無洗米の説明を書き記してある。 　無洗米は普通の精白米ヌカを工場で取り除いているため、普通の精白米より白い。この広告はその素直なイメージをキャッチコピーに使い、炊き上がったご飯をそのまま映し出したというストレートな発想が、消費者に受けようという狙いが強すぎる広告代理店やプロのデザイナーにはない新鮮さを与えたことが受賞の大きな理由となった。 　この広告は、デザイン学校の先生が昨今ブームになっている無洗米に着目し、生徒の卒業課題として制作させたもので、特に優秀だった作品５点を全国無洗米協会に送ってきたもの。 　作品の出来の良さに感心した同協会では、これらの作品のなかで石井済子さん（20歳）の作品を、「アエラ」の広告としてほとんど修正せずに起用し、それが今回の受賞につながった。 　ＴＶＣＭ等の影響で、無洗米に対する認知度は全国的にも極めて高く、７〜８割に及んでいるという調査数値も出ているが、無洗米の内容についての理解はまだ低いものがある。同協会では雑誌等の媒体を活用しての無洗米の内容説明に、広告活動の重点を移している。「アエラ」誌上の広告も、そうした無洗米に対する理解促進活動の一環としてなされたものだ。