JACOM ---農業協同組合新聞/トップページへジャンプします

アグリビジネス業界ニュース

第3回「新米の食味維持システム」の公開実験
〜エコグリーンカプセル米が新米・魚沼コシを上回る〜
―東洋精米機製作所―

雑賀社長
挨拶する雑賀社長
 トーヨーでは、12月7日、和歌山本社で第3回「新米の食味維持システム」公開実験を開催した。この公開実験は、第1回実験時に様々な方法で保管した試料米5種類を取り出し、重量・水分値・味度等のデータを記録するとともに、これらを試食することによって「エコグリーンカプセル」の食味維持性能や保管試料米の状態を検証するというものだ。
 立会人・オブザーバーほか多数の報道陣が見守る中、第1回公開実験時に封印保管され、丸2年を経過した玄米・BG無洗米が出庫された。
 また、他社の低温倉庫に保管されていた玄米3種類も前日に出庫され、計5種類の試料米と、新米の風味や香りと比較する意味で、魚沼コシの新米を加え、全6種類の試料米が用意された。
 このうち他社低温倉庫に保管されていた試料米3種の内から、立会人代表が1種類を選択し、エコカプセル保管の2種、新米1種を加え、合計4種の試食米が選ばれた。
 この4種の試食米はBG無洗米を除き、同社スタッフにより洗米の上1時間浸漬された。それらは立会人代表により、完全目隠し状態にされ、立会人・オブザーバー・取材陣を含め、総勢38名による厳正な試食評価を受けた。
 その結果、試食総合評価では1位(+38点)エコグリーンカプセル玄米、2位(+27点)エコグリーンカプセルBG無洗米、3位(+21点)平成13年産魚沼コシヒカリ、4位(−5点)他社保管玄米の順位となり、それも大差であったことが一同を驚かせた。

「エコグリーンカプセルシステム」の公開実験
「エコグリーンカプセルシステム」の公開実験

 公開実験の総評で、トーヨーの雑賀慶二社長は「エコグリーンカプセルシステムは、食味劣化を防ぐだけではなく、保管中に米の旨み成分を醸成する効果があるように思っていた。それが今日の結果を見て、はっきり確認できた感がする。これからはウイスキーのように『○○年もののカプセル米』と重宝されることになるかもしれない」と予想以上の好結果に驚きの感想を述べた。
 また「本実験に先立って、昨年度の新米『会津産コシ』を同型のエコグリーンカプセルで保管し、今夏一般消費者に『とれたて米』と名付け限定販売したところ、最も米の食味が落ちる真夏に、新米の風味と香りが味わえたと高い評価を頂いた。この試みは来年も続けていく」と付け加えた。
次回公開実験の予定に関しては、「2年に亘る長期保存においてもエコグリーンカプセルの保管能力が実証されたので、次回はさらに長期保管となる2年後あたり(保管後まる4年)を予定している」と語った。
そして最後に「このエコグリーンカプセルでは、消費する電力よりも太陽電池の発電量(この実験装置では1kwh)のほうが大きいことからも、更なる省エネ効果が見込まれる」等、メリットを語り、公開実験を締めくくった。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
webmaster@jacom.or.jp