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アグリビジネス業界ニュース

新剤投入で除草剤は回復基調
平成13年度非農耕地の農薬販売実績
−緑の安全推進協会−


 (社)緑の安全推進協会(梶原敏宏会長)はこのほど、『平成13年度非農耕地農薬の販売実績』(報告会社42社)をまとめ報告した。それによると、昨年大幅に減少した除草剤分野において新剤の投入が見られ回復基調にある。
 先ず、本年の天候は7月の記録的猛暑により高温少雨で推移したが、その後は「北涼西暑」となり、台風の影響が一部あったが、全国的にはほぼ安定した気象となった。病害虫の発生は、カメムシ類など多発生した所があったが、総じて平年並みであった。
 このような状況の中で、13年度の販売実績は、数量が9,510t.kl、前年比89t.kl減(0.9%減)で微減、金額が225億5,800万円、前年比5億7,700万円減(2.5%減)でやや減少した。平成8年をピークに本年も減少傾向は止められなかったが、昨年大幅に減少した除草剤が新剤の投入もあって金額98.2%、数量100.1%と持ち直した。用途別では、樹木が数量94.9%、金額93.3%と落ち込みが大きい。
 本年度も、非農耕地に無登録品や並行輸入品の流入があり、また各分野へ農耕地品の適用外使用が見られ、市場は益々混迷を深めているものと推測される。

グラフ
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