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アグリビジネス業界ニュース

キャノンNTCが「たまご」型入浴装置を開発
高齢者介護施設・病院向けなどに受注始める
― キャノンNTC―


 キャノングループのキャノン・エヌ・ティー・シー(株)(藤村隆史社長)は、高齢者介護施設や診療所・病院向けに、寝たままの姿勢で入浴できる新発想のストレッチャー式入浴装置「NS5000」を開発、7月から受注を開始した。
 装置の外観は「たまご」のイメージで曲線を多用して親しみやすさを強調するとともに、体を「温める」「洗う」作業や、浴槽内外を清潔に保つ作業などをやりやすくしたもの。同社は、すでに車椅子式のウイスティーリアラインなど4モデルを商品化しているが、「NS5000」を加えたことで病院・診療所・高齢者介護施設のさまざまなニーズに対応できる体制を整えたとしている。
<「NS5000」の特長>
 ▽入浴装置本体、コントロールボックス、電動昇降式ストレッチャーで構成、▽装置本体は介護を受ける側の「プライバシー保護」と介護者との「ふれあい」をコンセプトにデザインし、本体側部に大型の介護窓を設け、浴槽内作業空間も大きく確保し、身体洗浄などのケア作業を浴槽内でたやすく行える、▽コントロールボックスは、本体とハンドシャワーが独立に湯温設定が可能なほか、ハンドシャワーからも消毒液の噴射が可能で、浴槽消毒作業も容易に。リモートコントローラにより本体で出湯や湯温調節もできる、▽ストレッチャーは電動昇降機構を採用し作業を楽にするほか、ロータイプ車椅子の座面と同じ高さの最低高395mmで車椅子からの移動を楽にした。
 標準価格800万円、販売計画年間200台。


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