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アグリビジネス業界ニュース

無洗米の副産物「米の精」を使用した
「梅木生育公開実験 発表会」を開催
― (株)東洋精米機製作所 ―


梅木成育の公開実験2年目発表会
梅木成育の公開実験2年目発表会

 (株)東洋精米機製作所(雑賀慶二社長・本社=和歌山市黒田十二番地)が開発したBG無洗米は、水質汚染の原因となる米のとぎ汁を出さず、環境保全に貢献する米として、広く消費者からの支持を得て普及拡大に拍車がかかっている。
 そのBG無洗米に続く第二の環境事業として、BG無洗米の副産物である肌ヌカを回収加工した「米の精」、を活用する様々な事業を展開している。
 全国一の梅の産地として知られる、地元和歌山の梅木の生育不良対策として、平成12年から梅木の施肥に「米の精」を使用した公開実験を始めた。
梅木成育の公開実験2年目発表会
「米の精」を使った梅木の成育状況
 さる8月26日には、南部ロイヤルホテルにおいて2年目の発表会を開催した。当日は、梅木生育公開実験協力農家11名をはじめ、報道関係者、県の担当者等40名が参加、発表会では、事前に実施したアンケートの結果に基づく報告がなされた後、参加者と協力農家との率直な意見交換が行われた。
 同社では、発表会席上の貴重な意見を参考にし、今後も公開実験を継続していく考えだ。
 アンケートによる実験結果では、樹勢が良くなったと回答した人は64.7%、悪化したと回答した人はいない。「米の精」の有効性は、あると回答した人が82.4%、ないが0%、変わらないが17.6%となった。

1.樹勢は?
2.「米の精」の有効性は?


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