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 環境保全米使用などの日本酒が人気−宮城の酒造メーカー「一の蔵」が30周年
《一の蔵》


 宮城県内の4つの蔵元が合併し今年30周年を迎えた酒造メーカー「一の蔵」のファンの集い(第26回・東京一の蔵を楽しむ会)が11月17、18の2日間にわたって都内のホテルで開催された。
 「一の蔵」がこのイベントで出品したのは、本醸造原酒槽口薄にごり酒(非売品)や無農薬米仕込特別純米酒、純米大吟醸酒など。冷夏で新米の新酒は用意できなかったが、参加者は手づくりにこだわる同社の酒を楽しんでいた。
 なかでも同社の理念「安全で豊かな生活の提案」にそった商品として、地元の環境保全米ネットワークが栽培した無農薬や減農薬米を使ったお酒に関心が集まったほか、抗胃潰瘍効果が認められているライスパワーエキスを配合したお酒なども提供され注目を集めていた。減農薬米を使ったお酒のパンフレットには原料米の農薬散布回数や使用した肥料についても解説されている。
 この「楽しむ会」は開催当初は100人ほどだったというが、今では2日間で1600人ほども集まるほどの盛況ぶり。東京のほか、名古屋、札幌、福岡などでも開催されているという。

(2003.11.26)
 

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