アグリビジネス業界ニュース／ＪＡＣＯＭ

アグリビジネス業界ニュース

グリーン管理はホールごとのマニュアル化から
―静岡県緑の安全推進協会―

杉山日出男会長

杉山日出男会長

　静岡県緑の安全推進協会（杉山日出男会長、53会員）は６月25日、静岡市紺屋町のブケ東海静岡において『第12回総会』を開催し全ての議案を承認した。また、東日本グリーン研究所の稲森誠常務を迎えての記念講演には約130名の参加を得、盛況を極めた。

講演する稲森常務

講演する稲森常務

　同会は、緑の保全のために必要な農薬についての知識、技術などの普及並びに会員相互の親睦と技術の向上を図っていくことを目的に平成４年に設立されている。（社）緑の安全推進協会（梶原敏宏会長、東京都中央区）の支部的機能をも果たしている。
　席上、杉山会長は、３月10日に施行された改正農薬取締法はゴルフ場業界にも大きな影響をおよぼしているとしながら、このような時こそ「農薬の安全性を正しく啓発し、消費者の理解を得ていくよう働きかけたい」と今後の方針を語った。

来賓として出席した芹澤、林、北森の各氏（写真左より）

来賓として出席した芹澤、林、北森の各氏（写真左より）

　また、来賓として芹澤拙夫静岡県農業水産部技監・静岡県農業試験場長、林信次静岡県環境森林部自然ふれあい室緑化係主幹兼緑化係長、北森哲（社）緑の安全推進協会農薬安全相談室ＩＴ事業担当らが出席している。
　記念講演会は、東日本グリーン研究所の稲森誠常務理事主任研究員を迎え、『最近のゴルフ場における芝草の病害虫雑草の発生傾向とその対策について』で熱のこもった講演が行われた。同氏は、「グリーン管理はコンディションを均一にすることが重要だ」とし、各ホールごとのマニュアル化を強調した。　（２００３．７．１）