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平成１６年度中国地方発明表彰で サタケの無洗米製造法発明者が受賞 《サタケ》

１１月１８日、無洗米製造方法を発明したサタケの４氏に、平成１６年度中国地方発明表彰式において、発明協会広島県支部長賞が贈られた。 　受賞者は発明当時、技術本部開発グループに所属していた技術者たちで、松本伸宏（現執行役員、カスタマーサポート事業部長）、宗貞健（現広報室長）、河野征弘（現技術本部第２開発グループリーダー）、加藤昭彦（現カスタマーサポート事業部コールセンター長）、の各氏。 　この表彰は、社団法人発明協会が主催するもので、地方における発明の奨励・育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的として、大正１０年に創設された。 「ネオ・テイスティ・ホワイトプロセス （ＮＴＷＰ）」 　全国を北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の８ブロックに分け、各地方において優秀な発明・考案・意匠を完成した者、発明等の実施化に尽力した者、発明等の指導・奨励・育成に貢献した者の功績を称え表彰する制度。 　今回、表彰の対象になった無洗米製造方法の特許は、精白穀類に水分を添加してその表面を軟化させた後に、1.0ｍｍ〜1.7ｍｍの粒度に調製して６０℃以上に加熱した粒状物と混合・攪拌し、精白穀類の表面に残存する糠を粒状物に吸着させて無洗米を製造する技術だ。 　この技術は、無洗米製造装置「ネオ・テイスティ・ホワイトプロセス（ＮＴＷＰ）」として商品化され、タピオカ澱粉（粒状物）を利用した全く新しい無洗米製造方法として２０００年６月に発表して以来、国内に９１ヵ所、米国、中国など海外６ヵ所に設置されている。

（２００４．１１．２５）

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