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農業後継者を後方支援 農家子弟に奨学金贈呈
《報農会》


 (財)報農会(中村廣明理事長)は2月6日、平成15年度農家子弟への奨学金贈呈について審査委員会を開き、提出された研究報告を審査した結果、次の5名の農業大学校生に対し奨学金を贈呈することとした。3月に入り、賞状とともに在籍大学校長から贈呈される。
 この奨学金は、植物保護に関心をもち、かつ農業後継者として科学的知識や技術を深めるために、県立農業大学校などに在籍して優秀な研究を行った農家子弟に対して贈られるもので、昭和58年度に発足して以来、今回で21回を数える。延べ受賞者数は95名。
 受賞者および調査研究課題は次の通り。
 ▽高橋寒平(岩手県立農業大学校園芸経営科野菜専攻2年)・夏秋ピーマンにおける天敵を利用したアザミウマ類の防除効果▽大塚康文(静岡県立農林大学校養成部茶業学科2年)・茶煎汁液を用いたチャ炭疽病防除の試み▽廣長慎治(奈良県農業大学校園芸課程野菜コース2年)・夏秋ナス栽培における栽植本数の違いが収量および薬剤散布の防除効果におよぼす影響▽野嶋潤一(鳥取県立農業大学校養成課程果樹科2年)・ブドウ「ハニービーナス」の無核化技術の検討▽古賀基行(佐賀県農業大学校園芸課程野菜専攻2年)・促成イチゴにおける天敵を用いた害虫の防除体系 (2004.2.18)



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