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「本物の男」になったミスターホームラン
《北興化学》

ミスターホームランLジャンボ ミスターホームランジャンボ
ミスターホームランLジャンボ ミスターホームランジャンボ
 2000(平成12)年9月7日、JA全農はJAビルに報道関係者多数を集め、松尾英章常務(当時)、ジャック・デュプイ アベンティス クロップサイエンス ジャパン(株)社長(同)らが新規大型ヒエ剤「MY−100(オキサジクロメホン)」を含有する水稲用除草剤の上市記者会見を行った。それから、4年の歳月が経った。
 「MY−100」は、JA全農が海外原体メーカーと本格的に共同開発に取り組んだ初めての農薬に位置付けられ、水稲農家に自信をもって提供できる、21世紀に相応しい水稲用除草剤としてその姿を鮮明にした。
 有効成分の「MY−100」は、ノビエの発生前から2・5葉期までの処理幅をもち、なおかつ約50日以上の残効を示す優れたヒエ剤として颯爽と登場した。しかも、10アール当たりの投下薬量は4〜8グラムと先行したヒエ剤の中でもっとも少ないレベルにある。
 さらに、土壌吸着力が強いため地下水や河川への流出が少ないなど、環境にやさしい除草剤に仕上がっている。
 現在、「MY−100」を含む混合剤は20種29製剤が市販され、各製剤ともその兼ね備えている優れた特長から好評を博しているが、トップを走っているのは何と言っても「ミスターホームラン」剤だ。
 粒剤、フロアブル剤、ジャンボ剤の3剤型を揃え、地域の実態に即した選択が出来ることに加え、今日のトレーサビリティ(生産履歴の追跡可能性)の見地からも水稲農家に大変喜ばれている。
 また、最近問題となっている各種のSU(スルホニルウレア)抵抗性雑草に対しても、高い効果を示すクロメプロップを配合していることから高い評価を得ている。現在、SU抵抗性雑草は、ホタルイ、アゼナ類、コナギなど12種類が確認されているが、SU抵抗性雑草対策剤の中で「クロメプロップ」が1歩リードしているとの印象だ。
 「ミスターホームラン」剤が、「本物の男」になった所以が上記の特長にあり、トップランナーとしての勢いは止まりそうもない。
(2004.9.13)


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