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「私たちのゴールは明確」プラグネル氏が来日会見
《シンジェンタ》

マイケル・プラグネル氏(右)とマイケル・ケスター氏(左)
マイケル・プラグネル氏(右)とマイケル・ケスター氏(左)
 シンジェンタ ジャパン(株)(マイケル・ケスター社長、本社:東京都中央区)は10月5日、東京都港区のグランドハイアット東京において記者会見を行い、グローバル・アジア戦略および日本市場の戦略を明らかにした。シンジェンタ社のマイケル・プラグネルCEO(最高経営責任者)の来日にともなうもの。
 シンジェンタ社は、農薬では世界第2位、高付加価値種子では第3位の地位にある。2003年の売上高は、農薬55億700万ドル(約6058億円)、高付加価値種子10億7100万ドル(約1178億円)となっており成長著しい。地域別には、ヨーロッパ・アフリカ・中東(農薬37%、種子50%)のウエイトが高い。農薬・種子を合わせるとバイエル社より優位にある。
 プラグネル氏は、「私たちのゴールは明確であり、今後はマーケティングが鍵となる」とし、農薬での製品レンジ全体にわたる拡大、畑作物・野菜・花用種子および種子処理での成長をアピールした。
 一方、シンジェンタ ジャパン(株)の総売上高は300億円を超えている。農薬事業85%、プロフェッショナル・プロダクツ10%、シード5%のウエイトとなっている。
 同社の農薬事業は、事業形態を系統および商系両ルートへの直販にシフトしているが、「その基盤は確実に強化されてきている」(ケスター社長)という。2004年の直販ルートでの売上高は8%増加し、非戦略的製品の売却・整理も完了している。
 なお、同社は2004年2月に苗生産および販売の専門会社「ダイヤ園芸」を買収しているが、売上が倍増するなどシード部門に弾みをつけている。
(2004.10.12)


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