米国から画期的な鮮度保持剤 『エチレン・コントロール』を市場展開
−三愛化成商事−

　三愛化成商事（株）（三浦健佑社長、本社＝東京都港区新橋５−23−７）では、10月中旬より野菜・果物・生花等農産物の長期間鮮度保持剤『エチレン・コントロール』（製品名）の本格的な市場展開に入る。農産物の熟成、腐敗を早める原因となるエチレンガスを手軽に、しかも効果的に除去できる斬新的な製品として注目したい。

　『エチレン・コントロール』は、米国・エチレンコントロール社が開発・製造したもので、従来型の脱臭効果が主目的の活性炭を利用したものとは全く異なり、持続的にエチレンを除去するばかりか、空気中のカビの発生を防止する効果も期待できることから、世界でのシェアは95％に達している。

　このエチレンコントロール社・米国カリフォルニア州の全面支援を得て承認された日本市場唯一の総輸入販売代理店が合成樹脂素材、産業資材、化成品、技術機械装置など多彩な分野に亘って積極展開中の三愛化成商事（株）であり、同社では先に東京ビックサイトで開催された『食品開発展』に本製品を初披露し大変な盛況で、青果物等を取り扱う商社や流通関係者から多くの引き合いを得ている。

　本製品は、米国で特許取得済みの「パープル・パワー・ペレット」という紫色の粒状のものであり、主成分の「天然ゼオライト」は米国ではエチレン社が独占採掘権を保有しており、他社製品と比較して約50〜75％以上も効率が高いのが特徴となっており、他国産に比べ危険なＶＯＣ／揮発性有機化合物を含んでおらず、圧倒的優位性のある最高純度品のＭＳＤＳ／製品安全データ商品であることが最大のポイントである。

　97年にカリフォルニア大学デイビス校が調査を行った際、同校研究所はエチレンガスの除去について「エチレンガスの被害が発生し始めるレベルを超えないようにエチレンをコントロールすることがポイント」と報告。同調査でエチレンガスを除去できるとする数社の製品テストを行った結果・エチレンコントロール社の製品システムだけがエチレンガスを効果的に除去できるという結論に達した。
　事実、米国では農務省、有機農法委員会、等から使用を承認されている唯一のものであり、既に米国陸海空軍艦艇、貯蔵庫、サンキスト、チキータ、デルモンテ、スーパーウオルマート、ヒルトンホテルグループ、シーランドコンテナー船など農業界、一流企業に公式採用されている。

　効果としては、エチレンを吸収酸化させ無害な物質に変換するだけでなく、空気中のバクテリア、ウイルス、腐敗によるすっぱさ、青カビ、茶色のキノコ類の発生防止にも効果を発揮する。
　製品は、表（１〜３）の通り、袋物、フィルター、フィルター・システムの３タイプとなっているが、同社では「一日でも長く青果物の鮮度を伸ばしたいという流通業者のニーズは高く、潜在需要は大きい」と見ており、今後に期待している。

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